
国際人道法とジュネーブ諸条約
★2022/4/4の記事を再アップします。
ICC(国際刑事裁判所)が
ウクライナの子ども達を
誘拐した戦争犯罪で
プーチン氏に逮捕状を出しました。
ロシアは
ICCの締約国ではない為に
現実的に
逮捕は難しいと言われています。
しかし、ロシアは
『ジュネーブ諸条約』の
締約国でありながら
すでに多くの民間人を攻撃しています。
これは明らかな国際人道法違反です。
この記事では
ジュネーブ諸条約と
国際人道法について
詳しく解説しています。
中立の立場で戦争犯罪を
裁く難しさ。
この機会に考えて頂きたいです。
国際人道法(戦時国際法、武力紛争法ともいう)は、それが違法か合法かに関わらず、武力紛争による不必要な犠牲や損害を防止し、戦闘に参加しないすべての人の保護を目的とした、国際的な条約の総称です。その起源は紀元前に遡ると言われており、現在では主にジュネーブ諸条約とその追加議定書、各種の特定兵器の制限の条約とそれらの慣習法のことを指します。
ジュネーブ条約共通第1条
締約国は、すべての場合において、この条約を尊重し、且つ、この条約の尊重を確保することを約束する。
〔写真/文/ ICRC(赤十字国際委員会) 〕
民間人を攻撃するのは戦争犯罪
古来から、人類は
土地、資源、権力を巡る争いを
繰り返してきました
一方で、戦いによる悲惨さを
出来るだけ回避するための
取りくみをしています。
武力紛争による
不必要な犠牲や損害を
防止するために決めた条約のことを
国際人道法と言い、
多くの国が締約しています。
ロシアはジュネーブ諸条約の締約国
締約国でありながら
ロシアは国際人道法を守らずに
子どもを含む
ウクライナの民間人を殺害し
病院やインフラを攻撃しています。
そのために
世界中から
激しい非難をされているのです。
欧米や日本は
直接の戦争を回避する為に
経済制裁をして
ロシアの国力を弱めています。
また、ICRC(赤十字国際委員会)や
国連機関などが間に立ち、
両国に人道支援や仲裁をしているのです。
©ICRC
マリウポリでは民間人5000人以上が殺害された
3/28にマリウポリのボイチェンコ市長の報道官が「多くの民間人が犠牲となり、5000人以上が殺され、
そのうちの210人が子どもです」と明かしました。
本当に心が痛みます
停戦交渉の進捗状況
ウクライナはNATOへの加入を断念しました。
ロシアも譲歩して、一刻も早く
この悲惨な戦争を終わらせてほしいと思います
国際人道法の詳細はこちら
アニメーションで分かりやすく解説しています。
この機会に中立の立場で平和について
考えていただければ幸いです
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