久々の斜視についての記事です。
あのサイクロフォロメーター(Cyclopholometer)を開発された視能訓練士の佐々木翔さんとツイッターで有意義な話ができました。
昨年秋ごろから回旋斜視について多めに発信されているのを ひっそりと見てました。
pdmaの添付文書はリンクフリーの筈なので、
リンク貼ります。➡ 手持ち式回旋偏位測定装置「Cyclophorometer」
斜視手術前に嫌と言うほど見てた川崎医大総合医療センターの斜視のサイトに登場するサイクロフォロメーター。
回旋斜視の指摘を受ける2,3年前、数か月間だけ複視を経験してました。
斜視手術後に あれは回旋斜視悪化の通過点だったと分かりました。
当時は仕事も忙しく、片目ごとの矯正視力も遠見1.0出てたので仕事には影響無しと判断しました。
仕事中、左右差による視野の違いを自覚する事が度々有りました。いわゆる交代性の抑制がかかっている状態です。これも斜視術後にアレは交代性だったと後から分かったのです。
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実は2018年のブログでは書いていない事が有ります。
紹介状を貰う2時間前まで迷ってました。
兵庫医大で突き放されたら躊躇なく川崎医大への紹介状を取り直すつもりでした。
5年以上前の私のブログ記事です。
➡信頼できる医師とは何か?絞り込み過程。回旋斜視持ちの場合。複製記事です。
最初に兵庫医大を選んだのは近い事と手術件数がメインです。
他に、
当時、混合乱視で円柱度数も酷く単眼複視状態で、どこまで抑制がかかっているか?不明な状態で、術中に裸眼でサイクロフォロメーターで計測されても、意味があるか不明だった事も有り、サイクロフォロメーターが無くても構わないと判断しました。
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あれから5年。
兵庫医大の視能訓練士さんも 回旋斜視のスクリーニングにスマホを使う検査や OCT(光干渉断層撮影)で「視神経乳頭と中心窩の角度」による検査など発表されてます。
斜視で難しいのは自覚症状と他覚症状での数字の違いの解釈だと術前検査で徐々に分かりました。
当たり前ですが自覚と他覚検査について、はっきり切り分けて説明は有りません。
兵庫医大に辿り着くまで視能訓練士や眼科医と揉めた原因の1つだと、検査の過程で分かった次第です。患者さんが多いので自分で予習して行った方が良いです。
そこそこ高級料亭に行く前に舌を肥やすのと同じです。