こんにちは!
フリーアナウンサーで話し方講師の
三木 恵です。
「人の話を聞くときはうなづくと良い」
…とは、よく言われることですね。
大勢の人の前で話すときは
よくうなづいてくれる人を探して、
まずその人に向かって話すようにすると
緊張がほぐれていい、なんて小ワザもあります。
わたしもよくやります
そんなコミュニケーションの懸け橋ともいえる
「うなづき」ですが、
実は使い方を間違えると
むしろ相手を疲れさせちゃうこともあるのです…。
1対1や少人数での会話に
ありがちなのですが、
話しながら「うんうんうんうん」と
速いペースでコクンコクンしてしまううなづき…
聞いている方は視線が定まらなかったり、
つられて「うんうんうんうん」しちゃったり、
あまり落ち着きません
「うなづいてくれている
=聞いてくれているから安心して話せる」
というより、
「ずっと動いてて、なんだか疲れる…」
と相手に感じさせる
リアクションになっちゃいます。
相手が安心するうなづきと、
相手が疲れるうなづき。
これってどういう違いがあるのでしょう?
コクンコクンする速さや回数かな?
と思いがちですが、
本当の問題は、
「相手とやりとりしてるうなづき」か、
「自分だけのうなづき」か。
話していて安心する人のうなづきは、
話に納得したよー、とか、
それからどうなったの?
というメッセージがのっています。
コミュニケーションをとったうえでの
うなづきです。
話していて疲れる人のうなづきは、
相手の話がどうかではなく、
自分の話を補強したり、
自分で自分を納得させようとしているものです。
うなづくアクションでリズムをとったり
動いていることで不安を隠そうとしたり
ということもありますね。
いずれにせよ、
話している相手にあまり関係なく、
自分のための動き。
この違いが、
相手に与えるものが
「安心」か「疲れ」かにつながります。
めーっちゃ「うんうんうんうん」てされても
「熱意を持って聞いてくれてる!」って感じるときと、
「なんか疲れる…」って感じるとき、
両方ありますよね。
速さや回数じゃなくて、
コミュニケーション的にどうかが問題だ
ということがわかります。
「人の話を聞くときはうなづくと良い」
表面的にとらえず、
そもそもうなづくってどういうことなのか、
相手の話を本当に聞いているか、
ちょいと振り返ってみると
さらにすてきなうなづきになります
数センチの小さなアクションながら
奥が深いです、うなづき!!


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