小田桐あさぎさん長期講座レポ②アナウンサーを辞めます | 伝え方コンサルタント・三木恵の「心を動かす話し方」

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●元ラジオ局アナウンサー
●即興アクター(インプロ、プレイバックシアター)
●話し方・コミュニケーション指導1500人
●大学・企業研修


小田桐あさぎさん魅力覚醒講座7期を受講しています。
内容や気づきなど、続きものの記事です。

前回まではこちら
小田桐あさぎさん長期講座レポ①汚部屋を捨てます



わたしの受講動機は、「いいこちゃんグセ」により人に同調しちゃうのが嫌で変わりたいというもの。
自分がその場によってバラバラな感じがあるんですよね。

ウソをついてるわけじゃないけど、なんか違う…というかんじ。
実際たまにそんなようなことを指摘される。


でも、講座でいただいたアドバイスは刺さったものの腹落ちせず、はっきりとした変化にはならず。

ううんもどかしいーー。
でもでも、よくわからない。

人を信頼する。
本音で話す。

しているつもりなのに、わかっているようで、わからない。


断捨離を進めたり前回講座の録音を聞きながらもだもだする1ヶ月でした。


2回目の講座も迫ってくると焦りも募って…。
焦っちゃダメとアドバイスしてもらっても、ざわざわが膨らんじゃう。


ところが、ところが、

2回目の講座の前日。


変われたんです!!!

講座の同期で集まったランチ会で言われた一言が引き金になって、すごーく変われたんです。



この記事のタイトルは、その変化の結果。

結論からいうと、

 

わたしは、アナウンサーを辞めたんですよ。



ゼロ秒でスポットライトを浴びる!
舞台女優式・応援される表現力レッスン

三木 恵です。




※講座が精神的にハードでぐったりめの集合写真



わたしは、
日常から「アナウンサーごっこ」をしてたんだなーって。


講座の録音を繰り返し聞くんですけど、
自分の話し方がすごーくイヤな部分があるんですよ。

わたしは自分の声も話し方も大好きです。

が、部分によってすごーくイヤな感じがするところがある。


よくよく聞いていたら、そこって、わたしが自分をよく見せたいと思って話してるところなんじゃないか?

って思ったんです。


よく見せたい、背伸びしたい、きちんとしなきゃ、…

自覚があるかは関係なく、
そういう思いがあって話している部分。



そこまで気づいたときに、講座同期が集まるランチ会で、

クラスメイトであるかおかおがこんな言葉をくれました。


「めぐちゃんなんかウソっぽいんだよね」

「LINEしてるときとかは素のかんじがするんだけど」



これがすーっごく響いたし、
ヒントになったんです。



わたしね、声のトーンや、表情、しぐさ、姿勢、話す内容も、

日常生活でもアナウンサー基準で通してたんですよ。


明るく、清く、正しく、美しく、ネガティブなことは言わず、ゆっくりはっきり聞きやすく。

(これがアナウンサーの条件かはちょっと置いておいて、ざっくりそういうイメージ)



修業時代は常にアナウンサーらしくあれって言われていたし、

そうやって日常からスキルを身につけて行ったのだけれど。


今、それを必要のないところでも切り替えなしにやってる。


特に初対面の人に対してはアナウンサー基準が「間違いない」って思ってるから、そうなっちゃう。


でも自分の内面の話とかしてるのに、清く正しくな部分だけチョイスしてそれにふさわしい表現で伝えても、

響かないよね。


ウソっぽいていうのはそれか、と。


LINEは短文でやりとりするし、
声のトーンや表情がないから、素に近づくんですよ。

多分テンポ速くやりとりしてるとなおさら。



わたしはウソをついてたわけじゃないけど、
チョイスして、それを拡大して(わかりやすく表現して)話しているから、

ウソっぽくなってたんじゃないかって。



じゃあそういうのを気にせず話しているのはどういうとき?

夫や、家族、長年の友人と話しているとき。
即興演劇をしているとき。


そういうときの自分はどういうふうに話している?

声が低め、早口、姿勢が悪い、ネガティブなことも言う…

↑これ、アナウンサーの仕事では「内容が伝わりにくいから」あまり出さない部分たち。



もうここまでわかればできる。

先に形から入る。

意識して、声は低め、早口、姿勢を悪く。

するとネガティブなことも言いやすい(笑)

 

風邪ひき始めだったり寝不足だったりが逆にいい働きをした不思議。


美しく話さない、を狙う!!




ランチ会で気づき始めたから、

ランチ会の後に行ったお茶会ですぐそうしてみて、
結果的に、いろいろ悩ましい話題になると
「あ゛ーーー」とか「う゛ーーーー」とか美しくない声というか音ばかり出してた。




そしたらね、

そのお茶会でも、次の日の講座でも、

 

めぐちゃん変わったー

素の感じするー

 

って言ってもらえたんですよ。


めっちゃ嬉しかったです。


明るく、清く、正しく、美しくー とか
全然いらなかった。


(普段はね)





いや、わたしが根っからそういう人間ならいいのでしょうけれど、残念ながらちがうので…。

そういう部分もあるけれど、すべてではない(あたり前か)。



そういう意味で、アナウンサーを辞めたんです。

日常のアナウンサーごっこを辞めたんです。



きっとそんなのわたしが尊敬するアナウンサーのみなさんはあたり前にやっているだろうからはずかしい限りなのですが、


未熟なわたしはようやく一歩前に進めました。



「人を信頼する」って言葉がなかなかピンとこなかったけど(自分では信頼してるつもりだから)、
わかり始めた気がします。



この気づきは、アナウンサーとしての話し方にもとてもよい影響がありそう。

もう17年もずーっと話すこと表現することばかり考えていたけれど、
足りないものがあることもわかっていて、
ずーっと探してもがいてもいました。


たぶんこの方向にわたしが探していたものがあるんです。
話すこと=人生であるわたしにとっては本当に大きな一歩です。

 

講座ではまだまだ課題も多いし、今回の気づきもまだ深めたいですが、

きっと今回みたいに仲間が助けてくれるし、なんとかなるーと思いつつ。

 

 

とてもよい仲間に囲まれて、パワーアップしていきます。