昨日に続いて自己紹介シリーズです。
(昨日の記事はこちら
「営業でも、主婦でも、自分の職業を魅力的に説明するコツ」)
いわゆるSNS起業の世界ではときどき
「ちょっと待った!!」
と言いたくなる自己紹介を聞きます。
たとえば、こんな感じのもの…。
地域密着で16年、
小学生から100歳の方までたくさんの笑顔を
引き出してきたイベント司会者の
三木恵です。
こんな調子の自己紹介をしている方。
ちょっと待った!!!
それ…
あやしいですよ。
昨日の記事では
職業を説明するコツとして
あなたの職業が関わる人と、
その人に与える影響
を盛り込むといいですよ、とお伝えしました。
先ほどの例をもう一度見てみましょう。
地域密着で16年、
小学生から100歳の方までたくさんの笑顔を
引き出してきたイベント司会者の
三木恵です。
関わる人(小学生から100歳の方まで)も
与える影響(笑顔を引き出す)も
入っているし、
「地域密着で16年」と具体的な表現もあり
一見いいかんじのように思えます。
でもね、
あやしいんです。
この自己紹介だと、
あやしさがにじみ出ます。
声に出して読んでみてください。
地域密着で16年、
小学生から100歳の方までたくさんの笑顔を
引き出してきたイベント司会者の
三木恵です。
…なんだか、
わざとらしくないですか?
いったいなぜ?
それは、自分のことをしっかり伝えたいと思うゆえの落とし穴…
名前までの文章が長すぎるせいです!!
自己紹介では、
あなたが聞き手に与える影響を伝えなくてはいけません。
とはいっても、聞くほうはまず名前を知りたいのです。
なぜなら、名前を知ることによって
自分と関わりが生まれた存在として認識できるからです。
喋り始めたのになかなか名前が出てこないと
落ち着かないものです。
なんだかすてきなことを言っているけど、
そういうあなたは何者なの?
という思いを、名前が出てくるまで
持ち続けながら聞くことになります。
この「何者なの?」感、
そして名前を長々と修飾する
「キャッチコピー作りました感」あふれる構成が
あやしさ
として感じられてしまうのです。
会話でも、自己紹介でも、
一文は短いほうがいいのは基本です。
地域密着で16年、
小学生から100歳の方までたくさんの笑顔を
引き出してきたイベント司会者の
三木恵です。
↓
イベント司会者の三木恵です。
地域密着で16年、
小学生から100歳の方までたくさんの笑顔を
引き出してきました。
分割して順番を変えただけで、印象がちがいますね。
キャッチコピーを作らなきゃ!
アピールしなきゃ!
という気持ちも大切ですが、
冷静に、聞く人の印象を考えましょう。
自分らしさを出しつつも
「普通の文章」にしないと、
余計な印象=あやしさがにじみ出ます。
SNS起業ではこれまでなかった職業…
恋愛コーチとか、PRコンサルとか、の方も多いですが、
「何それあやしい!」と思わせないことも重要ですよね。
自己紹介では、
名前の前に長々と話しすぎない。
聞く人に違和感を与えない、わざとらしくない文章で。
チェックすることをおすすめします!