用意した原稿を読むのはいいんですが、
アドリブで喋るのは本当に苦手なんです。
…というお悩みをよく聞きます。
たしかに、アドリブは簡単ではありません。
言葉が出なかったり、
しどろもどろになったり、
的外れなことを言ってしまったり…。
でも、アドリブに弱いと悩む方に
お聞きしたいことがあります。
アドリブに対応できるかどうかは、
「才能」だと思っていませんか?
アドリブに強い人は、
もともと「アドリブに強いという能力」を
持っている人だと思っていませんか?

わたしは、そうではないと思います。
アドリブがきく/きかないは
才能だけによるものではありません。
考えを言葉にする習慣が
あるか、ないか
によるものだと思っています。
なぜなら、
どんな人であっても、
考えて言語化した経験がないことについて
パッと話せるわけがないからです。
アドリブに強い人というのは、
普段から自分の考えをはっきりと言葉に落とし込む習慣がある人です。
時々、考えた経験がないことについても
すぐに言葉にできる人もいますが、
それは、関連する分野についての考えや
似た体験などと結びつけて言葉にしているのです。
それも日頃から
様々な思考を言葉にする習慣があるからこそ
可能になります。
つまり、
アドリブ力は日々の習慣によって
養われるものなので、誰でもアドリブに強くなっていくことが可能なんです。
わたし自身も、
19歳で話す仕事の訓練を受け始めたときは
アドリブが苦手でした。
でも、日ごろからアンテナをはり、
考える機会を増やし、
考えたことをふわふわしたままにせず
言葉にしていくことを繰り返して
いつのまにか得意になっていきました。
今では台本なし、打ち合わせなしの
即興演劇をお客さまの前で披露するくらいです。
即興ですから、なにもかもがアドリブ!
逆に、話す仕事を16年していても、
考えた経験のないこと、考えの浅いことを
話すときはうまく言葉が出ないと
感じる場合もあります。
さすがに何も言えなくなりはしませんが、
浅いコメントしかできなかったな…と
反省することもあります。
自分の経験から考えても、
「アドリブに強い」という能力があるわけではなく、単に日々の習慣がアドリブという形で表に出てくるだけだと考えます。
さて、このことをふまえて、
アドリブに弱い人におすすめする
現実的な対策をご紹介します。
それは、
アドリブをアドリブで話さないこと
です。
アドリブ力は考えを言葉にする習慣から
発揮されるものとするなら、
その習慣のない方が
何の準備もなく本当のアドリブで話すのは
無謀すぎます。
ならば、
アドリブで話さないといけない内容を
あらかじめ予想して書き出しておくのが一番です。
例えば、
自分の仕事をPRするスピーチと、
その後の質疑応答の機会があったとします。
「どんな質問がくるのかな、
アドリブでうまく答えられるかな…
どきどき」
ではなく、
仕事を始めたきっかけ、
仕事をするうえで一番大事にしていること、
理想のライフスタイル、
…などなど、
質問されそうなことを考え、
それに対する答えを用意しておきます。
質疑応答の前のスピーチの内容、
それを聞いている人はどんな人か、
聞いている人の目的は何か、
などを考えれば
かなり正確に質問を予想できるはずです。
突拍子もないことを聞かれる可能性は
ほとんどありません。
というか、
もし突拍子もないことを聞かれたときの答え方も
あらかじめ用意しておけばいいのです。
素直に、
「念のため資料を確認してから回答させてください。よろしければあとでご連絡先をおしえていただけますか?」
とかで大丈夫です。
アドリブに弱いなら、
想定外のことを話す機会を作らないこと。
想定外の質問に答える状況をも
想定しておくこと。
これでばっちりです!
そして、
この対策がすばらしいのは、
続けることでアドリブ力が高まることです。
アドリブが必要な状況を考え、
その状況で話すべきことを
あらかじめ言葉にしておく。
アドリブ力の源である
「考えを言葉にする行為」そのものです。
話す内容をすべて想定して言葉にしておくのは
なかなか大変な作業ですが、
しっかり準備することで成果に繋がり、
それによって自信もつき、
こつこつ続けることで力がつきます。
力がつけば準備の負担も減りますし、
もし本当に何の準備もできず
アドリブが必要になったとしても
対応できるようになっていきます。
アドリブがきくかどうかは、
才能ではなく習慣で決まります。
見たこと、聞いたこと、感じたこと、
ありとあらゆることを考え、言葉にする習慣は
によるものだと思っています。
なぜなら、
どんな人であっても、
考えて言語化した経験がないことについて
パッと話せるわけがないからです。
アドリブに強い人というのは、
普段から自分の考えをはっきりと言葉に落とし込む習慣がある人です。
時々、考えた経験がないことについても
すぐに言葉にできる人もいますが、
それは、関連する分野についての考えや
似た体験などと結びつけて言葉にしているのです。
それも日頃から
様々な思考を言葉にする習慣があるからこそ
可能になります。
つまり、
アドリブ力は日々の習慣によって
養われるものなので、誰でもアドリブに強くなっていくことが可能なんです。
わたし自身も、
19歳で話す仕事の訓練を受け始めたときは
アドリブが苦手でした。
でも、日ごろからアンテナをはり、
考える機会を増やし、
考えたことをふわふわしたままにせず
言葉にしていくことを繰り返して
いつのまにか得意になっていきました。
今では台本なし、打ち合わせなしの
即興演劇をお客さまの前で披露するくらいです。
即興ですから、なにもかもがアドリブ!
逆に、話す仕事を16年していても、
考えた経験のないこと、考えの浅いことを
話すときはうまく言葉が出ないと
感じる場合もあります。
さすがに何も言えなくなりはしませんが、
浅いコメントしかできなかったな…と
反省することもあります。
自分の経験から考えても、
「アドリブに強い」という能力があるわけではなく、単に日々の習慣がアドリブという形で表に出てくるだけだと考えます。
さて、このことをふまえて、
アドリブに弱い人におすすめする
現実的な対策をご紹介します。
それは、
アドリブをアドリブで話さないこと
です。
アドリブ力は考えを言葉にする習慣から
発揮されるものとするなら、
その習慣のない方が
何の準備もなく本当のアドリブで話すのは
無謀すぎます。
ならば、
アドリブで話さないといけない内容を
あらかじめ予想して書き出しておくのが一番です。
例えば、
自分の仕事をPRするスピーチと、
その後の質疑応答の機会があったとします。
「どんな質問がくるのかな、
アドリブでうまく答えられるかな…
どきどき」
ではなく、
仕事を始めたきっかけ、
仕事をするうえで一番大事にしていること、
理想のライフスタイル、
…などなど、
質問されそうなことを考え、
それに対する答えを用意しておきます。
質疑応答の前のスピーチの内容、
それを聞いている人はどんな人か、
聞いている人の目的は何か、
などを考えれば
かなり正確に質問を予想できるはずです。
突拍子もないことを聞かれる可能性は
ほとんどありません。
というか、
もし突拍子もないことを聞かれたときの答え方も
あらかじめ用意しておけばいいのです。
素直に、
「念のため資料を確認してから回答させてください。よろしければあとでご連絡先をおしえていただけますか?」
とかで大丈夫です。
アドリブに弱いなら、
想定外のことを話す機会を作らないこと。
想定外の質問に答える状況をも
想定しておくこと。
これでばっちりです!
そして、
この対策がすばらしいのは、
続けることでアドリブ力が高まることです。
アドリブが必要な状況を考え、
その状況で話すべきことを
あらかじめ言葉にしておく。
アドリブ力の源である
「考えを言葉にする行為」そのものです。
話す内容をすべて想定して言葉にしておくのは
なかなか大変な作業ですが、
しっかり準備することで成果に繋がり、
それによって自信もつき、
こつこつ続けることで力がつきます。
力がつけば準備の負担も減りますし、
もし本当に何の準備もできず
アドリブが必要になったとしても
対応できるようになっていきます。
アドリブがきくかどうかは、
才能ではなく習慣で決まります。
見たこと、聞いたこと、感じたこと、
ありとあらゆることを考え、言葉にする習慣は
きっとあなたを力強く支えてくれる力になりますよ。