今日はちょっとダメかもしれない。 | メメントス

メメントス

家が建ったメメです。
タイトルは某ゲームから。
アメンバー申請は【仲良くさせていただいている】という記憶のある方のみになりますので、何卒ご理解ください。
基本的に平日12時頃に更新となっております。

 

 

あまりに突然の訃報に

 

揺れがおさまらない心の整理のために

 

文字にしてみています。

 

個人名や作品名は出していないので

 

なんのことやら?ってなったらすみません。

 

 

メメはとにかく漫画が好きです。

 

読む行為も好きですし

 

集める行為も好きですし

 

新しく好きな漫画を発掘するのも好きですし

 

新しく好きな作者さんに出会うのも好き。

 

 

世の中になにもないところに

 

世界を作り出すアーティストさんは

 

たくさんいらっしゃいます。

 

文字で世界を作る人。

 

絵で世界を作る人。

 

音楽で世界を作る人。

 

多岐にわたります。

 

お仕事の大変さに順位をつける気もないですが

 

ストーリーを考え

 

キャラクターを考え

 

コマ割りを考え

 

背景から小物まで描き込み

 

それを何ページも何ページも重ねて

 

ようやくひとつの作品になっていく…。

 

その複雑な工程を

 

一人でこなす漫画家さんというのは

 

心からすごい、と思っています。

 

だからこそ、1ページ1ページを開くとき

 

ストーリーを読み進めつつも

 

隅から隅まで絵を観たい。

 

どう展開するのかが気になるので

 

先へ先へ、とはやる気持ちをおさえつつ。

 

そんな感じで

 

好きな作品ほど何度も読んでしまうので

 

映像化の話が出ると

 

過敏になってしまいます。

 

そして常に思うのは

 

作者さんが喜ぶ、いや、せめて嫌いじゃない

 

仕上がりになりますように、と。

 

 

最近は漫画原作の映像化が本当に多いです。

 

そこにはオリジナルを作るよりも

 

ある程度の視聴率が見込めること、

 

宣伝がすでにされていること、

 

など、テレビ局側には

 

メリットがあるようです。

 

 

でも作者さんにはどうなんでしょうか。

 

相乗効果でコミックの売上が増えることや

 

認知度が高まることはあるかもしれませんが…

 

今回亡くなられた作者さんのように

 

すでに十分な認知度があって

 

コミックも売れている場合…

 

どんな利があったんでしょう…。

 

 

先日ブログにあげられていた

 

ドラマ化された作品についての

 

【事の経緯】

(現在は削除されています)

 

を読んで

 

文字通り”身を切られる思い”で

 

いらっしゃったんだなと

 

心から悲しく感じておりました。

 

最終回まで楽しく見させていただきましたが

 

その内容は

 

作者さんの意志を汲めていないものだったんだなと…。

 

 

脚本家の方がSNSにその作品についての

 

コメントをされていたのを見たときから

 

喉に骨がひっかかったような気持ちはあったのですが…

 

 

まさかこんな形になってしまうとは想像もできず…。

 

 

もちろん、メメなどはただの壱ファンでしかないので

 

実際にどんなことがあったかなんて

 

知りようがないのですが。

 

 

作品が映像化されるとき

 

見る側は素直な気持ちで

 

好き、嫌い、と口にします。

 

メメもドラマの感想を

 

好き、嫌い、と書いています。

 

でも、原作があって

 

また、その原作が好きな作品であればあるほど

 

評価は厳しくなってしまいます。

 

これはとある漫画の中でも語られていて

 

ストーリーについても

 

キャラクターについても

 

それぞれの心の中で育ったものと

 

比べてしまうことは避けられません。

 

読んでいるだけでもそうなんですから

 

作者さんは

 

言うなれば自分の子どもを

 

人に預けるわけで…。

 

作品を世に出す時点で、

 

我が子が世間から評価されるのは

 

作者さんには常について回ることだとわかっていても

 

映像化の時は

 

他人によってデコレーションされた

 

自分の子どもが

 

世間であれこれ言われるわけなので…

 

今回、作者さんのブログを読んで感じたのは

 

どちらにせよあれこれ言われるのならば

 

できる限りその責任は

 

自分の育て上げたそのままの状態に対して

 

課されるものであってほしいと

 

思われたように感じました。

 

作者さんの中にも

 

いろいろな考えを持たれる方がいて

 

映像化されたらそれはもう

 

自分の作品とは別物だから

 

好きにしてくれて良い

 

という方もいらっしゃるようです。

 

そのほうが心の安寧は保たれるのかもしれません。

 


 

でも今回の件で

 

一番残念に思うのは…

 

作者さんと脚本家さんの間に

 

コミュニケーションは

 

ほぼなかったのかなと感じたこと…。

 

今度ドラマ化される漫画の中でも

 

原作者と脚本家の乖離について

 

具体的に書かれてましたが…。

 

あえて取らない主義なのか

 

取らせないのがテレビ局や出版社の決まりなのか。

 

それはメメにはわかりません。

 

直接話すことでより一層

 

複雑化することもあるでしょうし…。

 

ただ、この状況を作り出したのは

 

テレビ局ですよね。

 

もっといえばプロデューサーでしょう。

 

ネットでは脚本家さんが責められているし

 

職場でも脚本家さんを悪く言う人が多いのもつらい。

 

この脚本家さんのことを知らないので

 

一概には言えませんが

 

作者さんと脚本家さんの間には

 

沢山の人が入って横槍も入って

 

出来上がって行くと思うので…

 

注意参考画像

 

どっちかっていうと

 

間に入って仲を取り持つはずの人が

 

ただただスケジュール通りに

 

ミッションをこなすために


 

注意参考画像

 

あっちにもこっちにも

 

良い顔(適当な回答?)した結果

 

こんなオオゴトになった。

 

もちろん、間に入った方々も

 

上からの命令や慣例に従って

 

いつも通りやったらこうなった

 

という話かもしれませんが…。

 

 

原作が改変・改悪されて

 

作者が激怒、という話は今までにもありましたが

 

いつになったらなくなるんでしょう…。

 

今回の件でも

 

作者さんが命を絶つほど追い込まれるって…

 

どういう状況なの?

 

テレビってそんなに偉いの?

 

って思ってしまう。

 

 

出演していた役者さんたちも

 

どんな気持ちで過ごせば良いのかって感じですよね…。

 

数字が取れるとれないとかではなくて

 

もっと真摯に作品づくりに取り組んでほしい。

 

 

失われた命も才能も作品の続きも

 

もう取り戻せない。

 

 

誰が悪かった、自分は悪くなかったではなくて

 

どうすれば回避できたのかを

 

真剣に考えてほしい。

 

そして現場を変えてほしい。

 

 

揉めるのは仕方ないはずなのに

 

揉めるの怖がってはっきりさせなかった結果が

 

どうなるのか

 

しっかり考えてほしい。

 

願わくば全ての作品が

 

こんな風に作られてほしい。

 



無理なんだろうけど。

 

これ読み返して本当に泣けてきた。

 

なんでこうならなかったんだろ。

 

作品もドラマも好きな作品だったのに

 

たぶんもう見られない。

 

こんな風な取り組みができないんなら

 

だったら”原作”システム

 

やめてほしい。

 

 

すみません、長くなりました。

 

明日は一日ブログお休みします。

 

 

亡くなられた方のご冥福を

 

心よりお祈りいたします。