

帰宅した三男。


メメは仕事だったので
直接聞いたわけではないのですが。
晩御飯の席で
ジジがいいました。
「今日、幼太の傘が壊れてなぁ。」
「ん?傘壊したの?
」
「いやいや、なんか友達に踏まれたらしい」
「え?
踏まれたって、壊されたってこと?」
「それがどうも的を得なくて…」
で、幼太に聞く。
「傘、壊れたの?」
「うん。踏まれて壊れちゃった。」
「誰に踏まれたの?普段一緒に帰ってる子?」
「帰ることもあるけど…
誰かは言わない」
「なんで」
「言いたくない
」
「…じゃあ、その子はわざと踏んだの?
それとも、その子の足のところにたまたま
幼太の傘が落ちたの?」
「お茶を飲もうと思って
傘が邪魔だったから
地面に置いたら踏まれた」
「…それは、その子が踏みに来たの?」
「うん。」
「壊されてんじゃん…
」
「いや、でも、どうだったかよくわからない」
「わからないって…」
「だってわからないんだもん
」
「幼太がその子の近くに傘を
置いてしまったのだったら
幼太に責任がある。
むしろ危なかった。
だって傘のせいで、その子が転んで
怪我をする可能性もあったよ。」
「うん…」
「でも遠くに置いたのに
わざわざ踏みに来たんだったら
人のものを壊しに来てるんだから
それは悪いことだと思うのね」
「…踏みに来た。」
「えーーー
それだったら先生に報告しないといけないのよ」
「でもおれは言いたくないのよ
」
「言わなくて、注意もしなかったら
また壊されるかもしれないよ?」
「うーーーん…もうこの話、したくない!
」
タタタタタッ
…逃げた


脳内会議。


さて、この話、どう処理するか。
通常だったら、とりあえず学校に報告です。
もちろん、上にも書いた通り、
真実はどうあれ
事実は一つなんですが
(整くん的なやつですねw)
その事実もあまりはっきりしない。
幼太フィルターの真実と
友達フィルターの真実では
話が違う可能性があります。
幼太の言い分を
全面的に受け入れるわけにはいかない。
傘を壊してしまったという罪悪感から
人のせいにしてごまかそうと
ウソを付いてしまう可能性もあります。
しかし。
メメは幼太
の保護者ですので。
保護者が子どもを信じなかったら
誰が信じるのか
ということで普段であれば
半分半分の気持ちで
学校に連絡を入れていることでしょう。
今回の場合、悩ましいのは
相手が誰かわからないことと
なぜそうなったかがわからない
帰り道に傘を誰かに踏まれて
傘が壊れてしまった。
というのは事実なんでしょうけども
どんな人が
どんな理由で?
全くわからない。
幼太は相手が悪意を持っていた、
と感じているような話しぶりでしたが
本当にそうなのか?
本当にそうならその子は普段から
幼太に対して悪意を持って接していたのか?
幼太の話だと、
一緒に帰るような仲なのに…。
それとも今回たまたま
いたずらごころが芽生えてしまったのか?
もしも相手がわかっているのなら
先生に相談し
その子に事情を確認してほしい。
悪意があったのであれば
反省を促してほしい。
事故だったのであれば
むしろ危ない目にあわせて申し訳なかった
と伝えてほしい。
という流れになります。
相手がわかんないのがネックなのよね…。
全校朝会で言ってもらうわけにも
いかないですし…


結論。


一晩悩みましたが
結局お手紙を入れることにしました。
こういうことがあって
幼太が困惑していた。
相手が誰かを詮索する気はないので
まずは傘の取り扱いには
じゅうぶん気をつけてほしい旨を
クラスの子に伝えてほしい。
それに加えて理由はどうあれ
人のものを壊してしまった時は
ごめんなさいを言おう、と伝えてほしい。
今回、幼太から話を聞く限り、
相手からの謝罪はなかったようなので…。
まあ、幼太が自分で踏んづけて
壊してしまったのなら
【相手】が存在しない可能性も
ありますけどね…
このようなお話をお伝えして
先生にご迷惑をおかけするのは
本意ではないのですが
幼太から詳細な話が聞けず、
しかしこのまま放っておいて
また幼太以外の子においても
同じようなことがおきても困りますし
幼太が今回のことを不安に思い、
学校へ行くのを嫌がるようになるのは
まだ学校が始まったばかりの今
絶対に避けたいので
これからも幼太が安心して学校へ通えるように
ご協力いただければ幸いです。
と記しました。
もうね、長いけどしょうがないよね!
電話でもよかったんだけど
先生の時間とるのも申し訳ないし…。
これを読んで先生がどう思うのか?
アクションはあるのか?
また、後日、報告しまーす!
あっ!
傘はジジが、傘修理キットなるもので
直してくれてました
こんな話を最後まで読んでくださり
ありがとうございました
また覗いてみて頂けるとうれしいです