各和音ごとの旋律作成用の音階のこと
コード理論では、長調だからと言って、長調のスケールで適当に旋律を作ることはできません。
長調を成立させる旋法による音階を導き出し、それを使って旋律を作ります。つまり、長調には長調用の旋法音階を使って作らないといけないということです。どの音階を使うかは、和音が決めます。
古典和声から見るとこの点が調性の再合成であると誤解されるかも知れませんが、そういうことではありません。
旋法は調ではありません。調性を保つために和音を基に旋律の音階を決めるというのがコード理論のルールなのです。
コード理論はあくまでも和音を中心に考える理論なのです。
長調のコードスケール
■和音構成音 ■テンション ■音階構成音

和音構成音は和音音階の音となります。長調ですから全音階の音を使って残りの音階を作ります。(和音構成音に対して長2度(9度)の関係にある音はテンションです。そうでない音はアボイドとなり、単なるスケール音となります。)
Ⅱmの第6音は、和音構成音の第3音と3全音を作るため、Ⅴへ進む際に既にドミナントモーションを予め聴かせると考えられ、アボイドと考えられていました。長2度下行で解決進行となりますから、アベイラブルテンションでいいのではないでしょうか。
Ⅳ△7にはアボイドノートはありませんが、長11度になる第3音の使用を避けるために(F)イオニアンを使うことがあります。
Ⅵm7でも同様の理由で、(Am)イオニアンを使うことがあります。
短調のコードスケール
自然短音階の場合
■和音構成音 ■テンション ■音階構成音

和声的短音階の場合

旋律的短音階の場合

スケールが沢山出てきましたが、ドミナントコードスケールでは他にも適応するスケールがあります。それは、この続きで紹介したいと思います。
