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メメントCの世界

演劇ユニット「メメントC」の活動・公演情報をお知らせしています。

椿組感想1

 

早くも感想がたくさん届いております。

今日から後半戦、まだまだチケットございます!平日の夜がねらい目。

当日料金も、前売も同じです。でも、予約くださったら前の方へ座れますので、ご予約ください!

 

「まっくらやみ・女の筑豊(やま)」

作:嶽本あゆ美(メメントC) 

演出:高橋正徳(文学座)

主題歌:山﨑ハコ

■2023年2月9日(木)〜19日(日)11日間・14ステージ

■木戸銭:全席指定席4500円

学生・養成所割引:3000円/中高校生2000円/小学生1000円 

◎予約 椿組: Mail:tsubaki.ticket@gmail.com

◎予約フォーム:https://ticket.corich.jp/apply/210536/201/

 

大阪からご来場のお客様!

若干強引に会議をお休みさせていただいて、演劇部の嶽本さんが書いたお芝居を観に東京に来ています。

骨太でリアルで緊張感のあるお芝居。

「まっくらやみ・女の筑豊」

めちゃくちゃ良かったです。

まだまだ公演は続くので、東京の皆様も、近隣県の皆様も、そこそこ遠い皆様も、ぜひ♪

 

 

『昨日は、これを見ました。

炭鉱といえば、三井三池炭鉱三川坑で発生した炭塵による粉塵爆発事故、

死者458名、一酸化炭素中毒患者839名という

戦後最大の労災事故がありましたよね。

三井三池争議や長期のストライキも。

今回のお芝居は、

筑豊の炭鉱で働く女性たちを描くなど数多くの作品を手がけ去年6月、95歳で亡くなった作家、

森崎和江さんと、彼女が見てきた女炭坑夫たちの

荒々しくも美しい生き様を、椿組の素晴らしいアクター達が演じています。

炭坑夫は、劣悪な環境下で、賃金もまともに払われず、使い捨てのコマのように働かされてきた人達。

そんなイメージがありました。

実際そうだったのでしょう。

しかしそこにいる女達の生き様は、

次々と降りかかる事故や強姦殺人事件や、男尊女卑的な価値観などにも、

単なる被害者としてではなく、また男の付属品でもなく、

彼女達の意思で、自分たちの生を(性を)生きていきたいと願い抗い立ち向かう。

そんなピンと張った性根の逞しさと清々しさを感じる

気持ちの良さがありました。

役者さん達の熱量もすごく、っていうか上手い!

精神的にへこたれた状態で観に行ったわたしも、

何だか元気になるのでした。

「生きていかねば」』

<まっくらやみ 女の筑豊>

新宿シアタートップス

2/19日まで

 

 

夢乃玉堂さん

 

「まっくらやみ・女の筑豊(やま)」・・・椿組 シアタートップス *ややネタバレ有りです。観に行かれる予定の方はご注意ください。

不安だった。

劇場の席に着き、開演前にパンフレットをパラリと開いてみた時の気持ちだ。

2ページの見開き一杯に、この芝居の時間経過を含めた相関図が書かれている。明治32年、35年、大正7年、昭和33年、35年まで。なんと60年以上に渡る年代と、登場人物の一覧だ。

「これだけの場面と人物を2時間の舞台上で展開するとなると、かなり複雑な構造になりそうだな・・・」申し訳ないが期待と不安が2:8くらい。不安が現実にならないように祈りながら開演を待った。

芝居の舞台は九州の炭坑。黒いダイヤモンドと呼ばれた石炭鉱と、そこで働く女性たちとの関わり方の変遷を中心に描いていく。

まず、開演冒頭。子供を連れた母親の独白が続いた後、ある場所から坑夫たちが一斉に登場する。意外な場所から役者が現れるる芝居はいくつか観たが、ここから出てきたのは、初めてだった。(詳細は書かない。是非実際に観て驚いてほしい)この時点で、期待と不安が7:3に変わった。

続いて、冒頭でも述べた不安であるが、これも目から鱗の発想で、複雑な時代変化がわかりやすく伝えられる。こんな手があったのか、と心がさらわれていると、山崎ハコさんの主題歌が入ってくる。

♪・・・私の国はどこにある・・・♪

という歌詞が、見事なタイミングで観客に届く。

くどくどと書いてしまったが、最初の数分間だけでも語りたいことが溢れてしまうほどの作品なのだ。

こうして、期待が不安を完全に払しょくした後は、女たちの苦楽と情念に弄ばれる生き様の大きな渦が展開する。舞台上で繰り広げられる芝居の面白さに、素直に浸っていった。

個人的な事ながら、今回の舞台を見てひとつ認識を変えたことがある。

40年以上前の高校の歴史の教科書に「幼い少年を使った欧州の炭坑労働」という挿絵があった。体の小さな子供にスラ(石炭を積んだ箱)を結び付け、狭い坑道を這って運ばせている画だった。

これを見た時、私は「弱い者を働かせて酷いな」と単純に思った。

だが、この芝居で「男衆よりもうまく掘ってみせる」女性たちを見て、ただの弱い者ではないと思った。苦労はある。危険もある。しかしそれらのリスクに女性たちも、男と同様に戦っていたのである。(異論のある方もスルーしてお読みください)

舞台の話に戻ろう。時代ごとの「女性と仕事の対峙」が芝居のキモになっているが、戯曲は逞しさだけに留まらない。

あまりの苦難と周りの無理解に直面し続ける為、時に抑えがたい激情に身を任せてしまいたくなる女の業(というのは失礼にあたるだろうか)も描いていく。

考察の深さと取材の厚さを感じさせるところだ。

その上で、

『いつ、誰が、女たちを真っ暗闇に追い込んでいったのか?』

という問いが、観客たちに突きつけられる。

さらに舞台が進むにつれ、「この先どうやって帰結するのだろう」という気持ちが強くなっていった。

それは、プロを気取って台本の先読みをしたのではなく、今の世の中もこの先どうなるのか、という「現実の不安」に繋がって喚起された気持ちだった。

だりっだりっ、ぴちぴちっ、みしみし・・・

と音を立てて崩壊しそうな「現実の不安と疑問」は決して過去の歴史譚としてだけでは終わらない。自らの足元にも目を向けざるを得なるのだ。

この芝居は、その答えの一つを提供してくれる。

大仰な事ばかり書き並べているが、最後にもう一つ。

この舞台では、耳を澄まして音響にも注目して頂きたい。狭い炭鉱の中に入った時のセリフに、絶妙なエコー(リバーブ)がかかっているなど、音響だけで坑道などの雰囲気が伝わってくるし、言葉による効果音など、音の演出・使い方が実に面白い。

是非、炭坑の中で展開する情念の物語を、実際に体験することをお勧めする。

脚本・嶽本あゆ美 演出・高橋正憲 主題歌・山崎ハコ椿組「まっくらやみ・女の筑豊(やま)」新宿・シアタートップスにて、2月19日(日)まで」

椿組「まっくらやみ」俳優紹介3

 

開幕して、毎日怒涛で続きがすっかりおくれました!

毎日、好評なご感想を頂いております。2時間5分ノンストップ!!

椿組の俳優、客演によるこれぞ、演劇!という肉弾戦です。

やはり、演劇は生で観ていただきたい!

 

 

 

斉藤健さん

たつるさん、です。谷川雁をモデルにした、健(けん)を演じます。(ケンとチャコのオトナ帝国ではなく)長い長いセリフを弁論をガンガン言います。谷川雁さんとは、どういう人だったのか!会った事のある人は座談が非常に魅力的だったとのことですが。私は本から、造形したので非常に理屈っぽい頑固な昭和の男だ!昔の人はこうだったのだ。

そして、固いセリフを流暢に息をするように喋る斉藤さんは、本当にこんな人だったんだろうな、という実感がわくのでした!

 

 

 

佐久間淳也さんのメインキャラクターは炭鉱労働者のムネオです。でも、やはり明治大正と沢山のキャラクターを演じます。佐久間さんを一度見たらその芸風と共に中毒になるでしょう。サクマニアというそうです。

今回、とっても面白いソロ・シーンがありますので、お楽しみに!

それにしても、こんなにたくさんの役を演じるって本当に俳優さんって凄いですね。沢山の役を書いてごめんなさい!

 


 

 

田渕正博さんは、椿組にとって俳優であるだけでなくオールマイティーに必要なこと全てを可能にするマジックハンドです。そしてよく通る声で、アジテーションする役、マサオです。マサオは、炭鉱労働者で大正行動隊のリーダーになっていきます。その前の明治大正編では、いろんな役をやってますので、見つけてください!あ!田渕さんだ!

大川納屋の三姉妹の、長女サト(山中淳恵)と、次女のスエ(鈴木彩乃)。二人は、母お鶴の連れ子。やはり腕の立つ女坑夫で、喧嘩も負けないのですが、二人の運命や如何に!

サトは炭鉱王へ嫁に行き、スエは盲目になりますが、母に発見されて母系家族の懐へと戻ります。

三姉妹はそれぞれ、その時代の象徴的な女性の人生を生きます。モスクワへ行かなくても、働かんば!いかんですけ。

 二人は、昭和パートでは炭鉱主婦として、また闘争に立ち上がります。どこまでも強くたくましい女優陣が体当たりの演技で物語をぐんぐんすすめます。

 

スエ(鈴木彩乃)

 

三人姉妹と母のお鶴

お鶴(水野あや) ミサオ(長嶺安奈) スエ(鈴木彩乃) サト(山中淳恵)

 

長嶺安奈さん

大川権蔵率いる、大川一家の三人姉妹の末っ子のミサオです。炭鉱ちゃあ腕ばい!凄腕の女坑夫です。若い時のミサオが長嶺さんで、年取ってばあさんになったミサオを、水野あやさんが演じます。中盤のクライマックスでミサオが坑内出産を迎え、それを聞いている和子が、幻想シーンでそこに立ちあう箇所は前半のクライマックスです。

森崎さんは、あの時代になんと!ラマーズ法で夫と一緒に出産をしたそうですが、その思いと女坑夫の赤不浄の話がリンクします。

赤不浄は、入坑しない決まりでしたが、それは嘘じゃと、神も仏も地上のものじゃとミサオが喝破します。

 

岡村多加江さん!椿組の重鎮女優。今回は、炭鉱婦人会会長のトシエどんです。旦那さんは、組合の役員をしている本田(木下藤次郎)

 唯一、どのシーンでも役が変わらない!時空を飛び越えるトシエどん!そして、坑内唄を歌ってくれます。太く豊かな声は暖かくそしてセリフをビシビシ伝えてくれる頼もしい女優さんです。

さあ、みんなに炭鉱の話をやっちくれ!!

 

説明は要りません。言わずと知れた椿組座長の外波山文明さん。

今回は、様々な役と、元坑夫で山田購買所を営むおとっちゃんです。一人娘のリエ(土屋あかり)と毎日商売をしています。この山田のおっちゃん、まるで外波山さんの普段のようです。説明になってませんね。セリフが沁みます。

軽妙な根っからの演劇人であり、クラクラという店をやっている外波山さんはゴールデン街の主でもあり、そういった外波山さんの人生の分厚さが、

役を本当に実在ならしめています。

 

 

 

この企画、「まっくらやみ」女坑夫と森崎和江のをよくぞ上演してくれたと、本番を毎日観ながら感謝してます。

分厚い脚本、それを演出の高橋正徳さんが、冷静に観やすく演出しています。

来週19日まで、連日やっておりますので、是非是非、シアタートップスへご来場ください!

山崎ハコさんも、毎日、お客様のお見送りをしています。

 

「まっくらやみ・女の筑豊(やま)」

作:嶽本あゆ美(メメントC) 

演出:高橋正徳(文学座)

主題歌:山﨑ハコ

■2023年2月9日(木)〜19日(日)11日間・14ステージ

■木戸銭:全席指定席4500円

学生・養成所割引:3000円/中高校生2000円/小学生1000円 

◎予約 椿組: Mail:tsubaki.ticket@gmail.com

◎予約フォーム:https://ticket.corich.jp/apply/210536/201/

 

 

あらすじ

『1958年、一組の子連れの若い男女(和子と健)が筑豊炭鉱のある町に現れる。その二人連れは炭鉱町に住みつき、人々に文芸サークルへの参加を呼び掛ける。話す日本語も生活習慣も、日本人とは違うアンバランスな和子。その不器用な暮らしぶりを見て、周囲の女らが関わり合いを始める。和子は年老いた女坑夫らを訪ね歩き、そのライフストーリーを記録する。

当時、各地の石炭産業では合理化の嵐によって労働闘争が過激さを増し、様々な暴力、非暴力の闘争が激化していた。二人はその嵐の渦中へと飛び込んでいく。』

日本のアレクシエーヴィチともいわれる森崎和江の「まっくら」ー女坑夫らからの聞き書きーと彼女の筑豊での激動の日々を、椿組がシアター・トップスの小空間に石炭の熱量で立ち上げます!

原点はどこだ?まっくらやみの中であなたが見るものはなんでしょう??太平洋食堂以来、また重量のある作品になりそうです。

こうご期待!!

[出演]

田渕正博/木下藤次郎/趙徳安/斉藤健/井上カオリ/長嶺安奈/岡村多加江/山中淳恵/望月麻里/土屋あかり/鈴木彩乃/佐久間淳也/辻親八/水野あや/山本亨/外波山文明

椿組ホームページ‼️

https://tubakigumi.com/upcoming-stage/

 

山崎ハコ ロングインタビュー

 

2月6日の仕込み真っ最中の日に、ハコさんのインタビュー収録がありました。

ハコさんと椿組の歴史、作品への思いなどです。

とても深いお話をしてくださって、必見です。

モニタールームで感動しました。

 

椿組公演は、無事に開幕!!!

そして、今日は19時から、お席あります!寒いけど、シアタートップスで熱い芝居に痺れてください。

本当に必見というか、劇団とはこういう力なのかと体験して頂くことができます。

ハコさんの楽曲の凄まじい包摂力に涙しました。

満足できなかったら、私がチケット料金返しますよ。まじで。

 

 

「地球に乾杯」 ゲスト 山崎ハコさん

https://youtu.be/k9nWy-otoPw

 シンガー・ソングライターの山崎ハコさんが、劇団「椿組」の春公演「まっくらやみ・女の筑豊(やま)」(新宿シアタートップス・2023年2月9~19日)の主題歌(作曲と作詞の一部)を手がけました。映画「青春の門」(1981年公開)では、音楽を担当し、イメージソング「織江の唄」も歌った山崎さん。今回の舞台も福岡県・筑豊の炭鉱地帯が舞台です。主題歌に込めた思いや、これまでの歩みを聞きました。

椿組俳優紹介2

 

土屋あかりさん 外波山さんの山田購買所の娘、リエを演じます。けなげに父ちゃんを手伝うて夜間中学に通ってます。和子に出会って、無名通信の手伝いをしていますが・・・・彼女と和子の心の響き合う二重唱な対話にご注目ください!

 

 

木下藤次郎さん。4年前の「かくも碧き海~」では、堀田善衞の叔父さん役でした。 しぶいぱしっとした芝居でここぞという時に芝居を回してくれます。椿組の俳優さん、声がとっても個性があって、一回聞いたら他で聞いても分かります。今回は、労働組合の幹部・本田がメインの役です。昭和の男を演じたら、この人は本当に魂まで昭和な感じで、いつも惚れ惚れします。

 

 

辻親八さん

一度、声を聞いたら忘れない印象的な俳優さんです。舞台では、大川権蔵という納屋頭を演じます。 幕末生まれの大川はあちこちの山を掘りまくった山師です。お鶴と再婚し、三人娘を育てながら納屋頭として野心に燃えて世の中を渡っていきます。炭鉱の最後を見届けるとは・・・館山出身とのことで共通の知人が多く、びっくりしました!以前、「父と暮らせば」のリーディングを拝見したのですが、とってもすてきなおとったんでした。

 

 

 

水野あやさん

 

大川納屋の女主人・ごりょんと呼ばれる大川ミサオです。明治、大正、昭和と石炭を女坑夫として掘ってきました。孫の代になって、三池争議、そして大正炭鉱も閉じていきます。

水野さん、「ワーニャおばさん!」では、スペイン系のコルテス先生を演じ、洋風な佇まいだったのですが、こんどはおばばさんです。とってもかわいい、一筋縄ではいかなそうな、炭鉱の元女坑夫。女の一生、三人分を背負ってます。

水野さん、野外劇の中上健次の「芙蓉咲く路地のサーガ」でも、主人公の母親役で凄かったです。

「ホウセンカ」のヒロインでもある、中上の母は凄い女性でした。

椿組俳優紹介

井上カオリさん

ヒロインの和子を演じます。膨大なセリフと真正面から格闘して、森崎の分身を演じています。温かい声とエネルギーが空間に満ちます。女は何が欲しいのか?ど直球のテーマを真摯に演じています。是非、彼女の女の一生×3倍の半生を観に来てください!!

 

 

 

山本亨(やまもとあきら)さん。

椿組の常連の山本さん、野外劇の『かなかぬち』でヤマの山賊の頭領を演じたり、トンネル工事の頭領も演じてました。今回は伊藤伝介という伊藤伝右衛門をモデルにした炭鉱王とその子孫を演じます。ずっと伊藤さんです。凄みと色気が交差する演技に魅せられます!!辻さんとの伊藤屋敷のシーンはとても重厚で贅沢です。そして、とってもコメディでもあります!

 

 

望月麻里さん

とってもスレンダーで細い体から、パワー全開です。劇中では明治の女坑夫と、炭鉱町に生きている朝鮮の女性を演じています。炭鉱労働のシーンでは、セナを背負って登場。おたのしみに!

 

趙徳安さん

いつもインテリ役が多いのでした。今回はミサオの恋人です。そして幾つもキャラを演じ分けていきます。韓国語もペラペラです。奥さまは素敵なヘアスタイリストです。今回、珍しく、ラブシーンがいっぱい。何組ものカップルがいます。