さよなら2023年
皆様に感謝の一年でした。
全国各地でお世話になった2023年は、何だか夢中でコロナの2020年からの全力疾走と総仕上げでした。
フラフラとゴールにたどり着いた大晦日、中野ザポケットのバラシから、喘息を起こしてまだ、ずっと咳が残っています。
振り返りです。
2月は、劇団椿組での「まっくやらやみー女の筑豊」
筑豊炭鉱の森崎和江と谷川雁にどっぷりつかりました。筑豊の皆様に、ご協力頂きあちこちを経巡って、森崎和江の魂に触れることが出来ました。森崎さんについては、また書きたい。書くのは自由だ。書くぞ書くぞ!
驚嘆の筑豊炭鉱は、自分が近代史を知っているつもりで地べたの下の事を何も知らなかったことを思い知りました。
椿組さんで舞台映像の再配信が始まってます。カンフェティで一年間、視聴が可能になりました。
視聴料2000円です。
https://www.confetti-web.com/detail.php?tid=76240&
その後の四月末に、プレオム劇さんで「妄想先生」の演出で、音楽にどっぷりつかった稽古でした。個人的にはフレディが今年のテーマ曲。「毎朝、起きるたびに、死んでいく私、鏡の中の自分に打ちひしがれて地に這う~~お~神よ、なぜ~私を、生きさせたもうのか~~~!」
6月は劇団BDpで復活したアイバンク啓発ミュージカル。改作で楽しく、暗所支援カメラを知った仕事でした。
ずっと続き、一旦お休みになった番組ですが、改めてこのミュージカルを支えてくれた方々に感謝でした。
それと、沢山の患者さん、ドナー遺族の方にお話をうかがった12年前を思い出したのでした。
7月は明樹さんと、仙川でウエストサイドを中心としたワークショップで狂ったようにピアノを弾いて歌っていました。暑かった夏は、ソンタグのワークショップに皆様にお付き合いいただきました。これも作品にしたい。がんばるぞ~~~
9月は新潟に呼んで頂き、「高木顕明とその娘」について、新潟の方にお話を聞いて頂きました。筑豊炭鉱で知った、炭鉱の中での仏教や宗教の状況から、新宮時代の前に髙木顕明が布教に通った松沢炭鉱のことについても含めて御話させていただきました。地の下の祈りは、本当に真っ暗闇の中で響くのでした。
新潟の秋葉区で「ロコモーション」を上演したのは、2020年の10月。それが、来年2024年からの、ワークショップを含めて、再起動します。石炭を燃やします!!
その後、劇団BDPの「ハムレット・リポート」から体調崩しまくりで、ゲネプロに行ったら本番はひっくり返ってしまって観られず。体調管理が課題です。
途中、銕仙会能楽堂の「能り’イマジンド」のお手伝い。
Thick&Tightのお二人のコンテンポラリーダンスに痺れました。すごく勉強になった一日。
それでもって12月の「私の心にそっと触れて」再演の制作に突入。
とても暑い夏に、チラシ撮影しました。御蔭で素敵なチラシが出来て、作品全体の印象が決まりました。
再演は中野ザ・ポケットという大きな舞台。必死で宣伝活動とチラシ配りも毎日でした~~そこで学んだことですが、観客を増やすって、脚本を書くより大変なんです。しかし、様々な方の応援によって何とか、山を越えることができました。
トークに、劇団朋友の西海さん、マギーズ東京の秋山先生、社会学者の上野千鶴子さんをお招き。上野さんが、「まっくらやみ」の話も交えて、色々とお話くださいました。するどい話に勉強になりました。まだまだ学ぶことがある。
昨夜、配信映像の編集があがり、泉さんにこれから再仕上をお願いするところです。配信は、2024年1月8日~22日です。
配信チケットは2500円です。
https://kan-geki.com/live-streaming/ticket/952
もう一つ、今年始めたネット番組の「演劇に何ができるのか?」これは不定期に配信ですが、次は、舞台手話通訳の田中さんがゲストです。
来年の目標は、沢山書くことです。ソンタグ、山代巴、森崎さん、どういう形になるかはわかりませんが、兎に角まあ、書きますので、地面に暫く潜ります。
人生の残りが2割くらいになりましたから、やり残しが無いように悔いの内容に、頑張るのです。というわけで、お世話になりました皆様、応援頂いた皆様に感謝です。
良いお年をお迎えください!