今年の振り返り2 チェーホフの世界 | メメントCの世界

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今年の振り返り2 チェーホフの世界

 

今年は、チェーホフに始り、チェーホフに終りというか、チェーホフイヤー(メメント的)でした。

しかしまあ、ロシアが戦争始めるとは思ってもいなかったので、チェーホフを楽しむぞ!っというつもりでいた私は、

なんてまあひどいことだと、憤ったり、うらめしかったり。

世の中には色んな人がいるけど、チェーホフほど面白い人はいません。と断言。

8月の「ともしびー恋について」は、楽しかったし、改めて人生って何?みたいなロマンチックな気分でもありました。

そして、10年ぶりにまた私自身が楽器演奏してうたったことも、人生を考えなおす機会をもらいました。

寺田英一さんの音楽も、生演奏の醍醐味を感じて頂けたのではないでしょうか?

私もブズーキがんばりました、はい。

やればできるじゃん、というのは安直ですが、チャレンジできたことが嬉しかったです。

大内史子の演出も久々に堪能しました。コロナに翻弄されましたが、

芝居をする楽しさ、充実感で一杯でした。

チェーホフ、もっとやりたいな!!!、と書いてるとまた別のアイデアが湧いて、走りだすので

いけないけないです。

人生って、楽しくも悲しくも一生懸命な30代を通り越して、40になるとああ、自分は夏の終わりを生きているなって思うのです。50歳過ぎると本当に秋!収穫もおおいけど、もう一度冬の後に春が来るのかなって、心配になるんですよ。

頭の中の脳内劇場には、無数の芝居の光景が広がっているけど、さてその中の、何本を上演できるかな?

脚本に書いて書いて、それでそこから劇場に行けるものは何本だろう?と考えます。

本当に、芝居やりたい、脚本書きたい、上演したい、でここまで来ちゃいました。

でも、太平洋食堂みたいな、大航海をする気力がもうないのも事実です。

それくらい、燃え上がって旅を続けられるかな。

でも、大内と話しているとまた何かしようって思えるわけです。

芝居って麻薬です。

 

 

 

新しい俳優さんとの出会い、若い才能も嬉しい驚きでした。

オフィス・エルアールのことちゃんこと、フレッシュで圧倒的な歌の寿帆涼さんと、劇団民藝の石巻美香さん。

美香さんの大人の色気は可愛かったなあ。キーソチカ!愛してる!

 

円熟の男性陣、山口雅義さんと清田正浩さん。そして若手のシテンベルグ・演劇集団円の久井正樹さん。

 

丁々発止のセリフのやりとりってスポーツかも。そして立花浩行さんの誰にもできない立ち位置。

私も前から見たかったな。