燃焼する釜と道成寺
婀の会が無事に終わりました。
邦楽の凄いパワーが炸裂。
ワークショップも、盛がりました。
義太夫節や清元、能楽、民謡の違いを、実演で聞かせてくださった貴音日佐世さんの
底力に平伏しました。
そして堅田さんの邦楽プランの「いろは大王狂想曲」は、駒塚さんの入魂の熱演によって、
完全なる燃焼を遂げたのでした!
語り芝居というのは、脚本を演者が自在に操ります。下座との丁々発止もさることながら、
その息遣い、呼吸、間合い、声色、全てをあやつる演者は、魔法使いのようです。
私も昼と夜の二回の本番、まるきり違うドラマを聞いているようで、引き込まれました。
すごい芸の対決でした。
コロナ禍で出来る事、婀の会も動きだして、公演は大成功だったとおもいます。
客席と、ネットでの配信という方法が有益だということがよくわかりました。
日本全国、オーストラリアからもご視聴頂いたのです。
短い時間ながら、スタッフワークも完璧。プロの集まりですね。
配信は、あと12日ほど観られます。ものすごい熱量の芝居です。
是非、ご覧くださいませ。
明治の男の途方もない欲望、滑稽なほどの野望。
駒塚さんの語りを聞いていて、私は自分が書いたのを忘れて、うーん、私もいろは大王みたいなところがあるなあ、
と独り言ちました。私も裏と表を行ったり来たりしていたので、アーカイブでゆっくり観劇します。
つくづく不思議な時代になったものです!
配信チケット(アーカイブが26日までみられます)【チケット販売ページURL】
・10月13日 13:00公演
https://v2.kan-geki.com/live-streaming/ticket/64
・10月13日 17:00公演
https://v2.kan-geki.com/live-streaming/ticket/65