「かくも碧き海、風のように」あれやこれや② | メメントCの世界

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あれやこれや②

 

浅草花月劇場に1936年、「あきれたぼういず」 という音楽漫談グループがおりました。

様々な洋楽、オペラやジャズ、ブルースなどを自家薬籠中のものとし、アレンジし笑いと一緒に

シニカルなひねりも加えた味付けで、人気を博しました。

そのころ、浅草は芸能のメッカ、聖地、でありまして燦然と輝いておりました。

オペラ館ではオペラ、寸劇、コント、などを組み合わせたレビューが行われ、周辺の興行も幅広い芸能の興行を

行っていたのです。今より娯楽が少ない時代、人々は地下鉄にのって浅草へ、浅草へとつめかけました。

その様子は永井荷風の日記とか、高見順の小説などでしることができます。

綺麗なだけじゃない、欲望渦まき、上から下までのありとあらゆるはけ口でいっぱいの場所だったようです。