太平洋食堂のレシピ 再現編
いやはや、ご無沙汰しておりました。いったい、何をしてたかって?そりゃあ稽古ですよ。
高円寺入りをしたのが火曜日、もう金曜日、恐ろしい。
そう、時は金なり、もうすぐそこまで初日はせまっております。
ここまで、水天宮ピット、池袋未来館だいめい、と場所を移しての稽古も、ようやく座・高円寺の地下三階での稽古へと突入しました。
けいこ初日は、衣装パレード。絢爛豪華な人から、超びんぼうを絵にかいたような人まで。
楽しみですよ!!私が古着屋で発見した着物も、田中家の着物も、青年劇場の着物もとにかく
総動員。そして、衣装担当で、田中史子、その助っ人で杉嶋、いつも受付を手伝ってくださる田所さんまでひっぱりだしての、着ては脱ぎ、脱いでは着るの大騒動。そして、なななななんと。私ら三人が出会った宇宙堂の「しのしの詩」の公演の和装を担当した、元松竹のTさんまで登場!!
今回、制作で参加してくださった、我が昔の会社の先輩が繋いでくれました。鬼に金棒。
いやいや、私らは和装の素人なのですが、Tさんの手にかかったら、まあすんばらしい拵えになります。今回も非常に勉強になりました。帯の処理ひとつで、素人玄人、年齢、関西、東京の差を出す着つけの極意を惜しげもなく教えてくださって、まあ下さってけれど私は見て感心するのみ、
田中は全力をふりしぼって、着つけを学んでおりました。
衣装だけではなく、今日は、消えもの、つまりは食堂で出る料理も本番通り作りました。メニューは、
・コールド・サーモンのサラダ添え、アンチョビソース
・玉ねぎと牛筋のスープ
・パン
・牛ステーキ、etc
となるはずなのです。誠之助全集のレシピを読みつつ、嶽本の能力が及ぶ範囲、再現してみました!なかなか好評でした。
しかししかし、かなりの食べ物が舞台で出ます。書くは易し、作るは難し。
舞台稽古まで、模索が続きます。お楽しみに。