闇鍋の中身
ごぶさたしてます。
冬眠状態の嶽本ですが、田中は蠢いています。ていうか、演出をしていました。
というのは、以前お知らせした「闇鍋の会」にて、出演と共に演出していたわけです。
衣装も縫っていました。すごい・・・パワーで、稽古場に来て!といわれて音楽指導に行きました。あんまりしゃべるとネタばれしますが、
行ってみたら、チェーホフ公演に澄まして出演していた清田、立花らが弥生人のような格好で踊っていました。あれ?アンドレイもアナニエフも穴居生活を送る人に変身していました。
で、題名の「神有り月の大神楽」どおり、神楽を奏でるのです。そこで、女子大生時代に結婚式場の巫女バイトをしたことの有る私は、偉そうに指導して参りました。
神楽、というのは不思議です。歌舞伎とかの和楽と全然違います。やはり古代朝鮮の影響を感じる音です。
この公演には若いきれいどころがわんさか登場致します。(怒らないでね誰かさん。)
彼女らが、狂ったように踊ると憑き物がついたようで、太古の血が動きだす感覚がありました。
史上初のストリップをしたウズメは天岩戸の前でオールナイトで踊り狂っていたのですが、日本人の血にそういう要素があるのかなあと思うと、今の現代ではさすがに薄まりましたね。
江戸時代から近代までは、みんなして盆踊りにオールナイトで興じていたのですが、文明??が進んで、そういうのは危なくないように囲われた箱の中で、DJがいて、ある種のファッションがあって成り立つ物になってしまいました。
昔はみんな肉食系だったわけです・・・・
子供は意外と盆踊りが好きです。
我が町にも去年まで、町内会主宰の納涼盆踊りがあり、小学校低学年までは狂ったように騒いで、何が楽しいのか川崎音頭を踊ってましたが、駅前の広場が大手不動産会社のモデルハウス場になってしまい、盆踊りは無期限中止になりました。
資本主義社会ですからね。こうやってコミュニティは力を失うわけです。
しかし、古代のオリンピックは男がスッポンポンですが、古代日本は女が脱ぐわけですな。ていうか、みんなほとんど裸で、大事な所だけ隠してたのですが、それが見えちゃったから神様達も大興奮なわけです。
古事記にも結構、そこの所は詳しく描写されてます。
何を言うてるのか分らなくなりましたが、この、神楽の場面、必見です。
言葉以外のものが醸すものが演劇だと、再確認したわけですよ。
神楽っておもしろいなあ、と珍しくナショナリズムを呼び起こしながら、稽古場を去った嶽本でした。
と、歩いていると、オジサン達が掃除をしながら尖閣諸島問題について口角、泡を飛ばしてました。
こないだは公園に行く路で、ギリシャの悪口を言っている人がいました。年の瀬は余計にせわしくなりますね。
是非是非、来週水曜初日の舞台、下北沢楽園まで足をお運びくださいませ。
やみなべの会
「神有月の大神楽」
作:秋山 豊
下北沢小劇場「楽園」
14日(水)19時
15日(木)14時・19時
16日(金)19時
17日(土)14時・19時
18日(日)14時
http://yaminabe-no-kai.com
http://ameblo.jp/yaminabe-no-kai/