パパからもらった宝もの 2011 | メメントCの世界

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演劇ユニット「メメントC」の活動・公演情報をお知らせしています。

パパからもらった宝もの 2011 ・・・ 嶽本 あゆ美

謹んで、台風、豪雨のお見舞い申し上げます。
紀伊半島は酷いようですね。多雨地域といっても限度があります。
自然の狂い方が半端じゃないようです。熊野大橋が冠水している写真を新聞でみました。
あの美しい町や王子が浜はどうなっているのでしょうか。
次に行ったら、景色が変わっているのかもしれません。


四年目を迎えるアイバンク・チャリティー・ミュージカル「パパからもらった宝もの」
9月17日(土)大阪・高槻現代劇場と、24日(土)東京・一ツ橋ホールにて再演があります。

公演詳細は、公式HP :http://www.wakasa.jp/musical/index.html

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脚本執筆の為、慶応病院と東京歯科大市川病院・角膜センターに通って取材した頃が懐かしく思い出されます。
角膜の手術も、白衣を着せてもらって、5例ほど見学できました。
それは取材も大変でしたが、一番大変だったのは自分の子育てのやりくりです。
その当時、旦那は福岡かどっかに単身赴任で、運悪く兄の居る保育園に入れなかった7か月の次男を、私は私立のベビールームに預けては、市川へと向かいました。
一月、預けるはずが、すぐに病気をもらって40度の熱を出すので、一か月のうちのほとんどはベビーシッターか、実家から母が出てくるはめに。それで翌週治ると、二日行けば又、四十度の発熱。保育園に行き始めると、無垢な子供は廻りからあらゆる病原菌をもらい、その洗礼を受けるわけで、それを克服しないと人間は抗体を持てないのですが・・・・・ヒステリックな私に、小児科医は大丈夫だし、皆そういうものだ、と諄々と諭してくれました。
結果は、一冬越したら、たいして風邪も引かない子供になりましたが・・・・・・・・
休めない理不尽な母を持った次男はある意味強くなりました。このつけは、将来に負の遺産として残るでしょうね。
劇作家協会新人戯曲賞でもらった賞金は、この取材の為の二ヶ月間のベビーシッター代に使い果たしました!うーん、元手がかかってますね。プラマイどっちだ?

そして、公演を重ねるたびに劇団の子役たちはどんどん成長し、凄い女優に変身していきます。こりゃまた、年も取るはずだ。
今回、少々リニューアルしました。東北の被災地で活躍している、ビジョン・バン という医療バスのニュースが入ってます。

http://www.mediproduce.jp/mvv/

来年の公演はもっとリニューアル予定です。今年の年末は、病院通いかな?

といって、今は、和歌山の新宮モードで、「太平洋食堂」の改稿に没頭中。
しかし、日常生活は厳しく、昨日は雨なのに公園で遊ばされ、自転車と眠りこけた次男をかついで帰りました。
常に20キロの装備を抱えて歩く歩兵状態。しかし二人子供ぶら下げてる人もいて、上には上が・・・・・

さて、嶽本の中年人生をかけたこの超大作、日の目を見るか?できなかったら・・・
うーん・・・・・・・お遍路に出ます。