
SLEの悪化因子「IFN-I」と「自己抗体」を同時に抑える薬を発見
大阪大学の研究グループは、HDAC阻害薬「ボリノスタット」が、SLEの悪化因子である I型インターフェロン(IFN-I)と自己抗体の両方を同時に抑える効果があることを確認しました。
SLEの病態形成にはI型インターフェロン(IFN-I)の過剰産生とB細胞の異常な分化・増殖が深く関与していることが知られています。
近年、それぞれを標的とした生物学的製剤(IFN-I受容体阻害抗体アニフロルマブ*、B細胞活性因子阻害薬ベリムマブ**など)が開発され、一部の患者で使用されている。しかし、特に重症の増悪期にはIFN産生とB細胞由来の自己抗体産生が同時に亢進しており、両者を一挙に抑制できる治療戦略はこれまで存在しなかった。
「*」「 **」は筆者が加筆
アニフロルマブ*=サフネロー
べリムマブ**=ベンリスタ
引用ここまで。
これまでIFN-Iと自己抗体を同時に抑制する治療薬はなく、両者を同時に制御できる新たな治療戦略として注目されています。
ちなみに、「ボリノスタット」は、もともとがん治療で使われている薬で、最近は自己免疫疾患への応用も研究されているとのこと。SLEにそのまま使えるか否かは今後の臨床研究次第という段階だそうです。
ご参考までに。
またね
ランキングに参加しています↓


