私のページにお越し下さり、ありがとうございます。これは、私が実際に経験した実話です。事実だけを綴っています。
はじめましての方はこちらから見ていただけると嬉しいです☆登場人物紹介を追記してます
「お兄さんのお友達に聞いたりして、
居場所を探すしかないよ。
表札を確認していけば見つかるかも。
地道な作業だけど。」
私は言いました。
けれど太田先生は
「ナオコ、でも、もう時間がないねん。
支払いの期限は迫ってて」
と言って、
困った顔で私を見ます。
「わかったよ。
私、明日一日空けるから、
一緒に探しに行こう!」
私はそう答えました。
そうして次の日、
私たちは太田先生のお兄さんの家を
探すことになりました。
朝、私の家に迎えにくるなり
太田先生は言いました。
「ナオコ、
有力な情報は見つからなかったよ。」
私は太田先生に聞きました。
「何か小さな手がかりでもないの?」
「確か兄貴は〇〇町の△△の近くにいるって
話を聞いたことがある。
今住んでるのかはわからないけど」
「じゃあ、行ってみようよ先生」
そうして私たちは手分けして、
〇〇町の△△の近所をまわり、
表札を確認して歩きました。
4時間程、捜索を続けましたが、
太田先生のお兄さんの名前を
みつけることはできずにいました。
再び太田先生と落ち合いました。
太田先生は
「これ以上探しても無理やわ。
みつからない。もう諦めよう。」
と私に諭すように言いました。
【次へ続きます】

