私のページにお越し下さり、ありがとうございます。これは、私が実際に経験した実話です。事実だけを綴っています。


はじめましての方はこちらから見ていただけると嬉しいです☆登場人物紹介を追記してます    



前回はこちらです☆ 





ついに、高校を卒業する日がきました。



卒業式では多くの先生が

笑顔で見送ってくださいました。



泉先生ともお別れです。

もう先生に出会い頭に技をかけられることも

なくなります。



泉先生は珍しく真顔で


「いつでも遊びにこいよ」


と言ってくださいます。

いつもふざけている先生が

そんなことを仰ると、

淋しくなります…



垣内先生はいつもと変わらず


「おー、ナオコ、昨日阪神(デパート)で、

 和歌山の金山寺みそ買ってきてんけどな、

 お前の分も買っといたから

 後で持って帰れ。

 キュウリにつけるとウマいんや。」


と耳打ちしてきます。

お別れムードはありませんでした。




そして、担任の深森先生は

一年間どんな時も、

本当に熱心に私たち生徒に寄り添ってくれました。




式には1、2年を担任をしてくださった菅沼先生も来てくださり、

卒業記念に

とってもかわいい写真立てをくださいました。

私は嬉しくて今でも大切にしています。




先生方が3年の間に

私たち生徒に見せてくれた背中は、

私の人生にとって何よりの

かけがえのない宝物となっています。




本当に暖かくて素晴らしい先生方でした。




この時、どなたかの先生に

私の苦悩を打ち明けて相談していたら、

理解してもらえたでしょうか…



それとも、呆れられて、

見放されるだけだったでしょうか…



【次へ続きます】