Hi!

更新をだいぶサボってしまいました。気づけば月が変わっているということで5月の振り返りを、、する前にタイトルの通り6/2に走ったフルマラソンの結果を。

 

6/2、クライストチャーチから南に少し下ったリンカーンという街で行われたセルウィンマラソン(フルマラソン)に参加しました。

結果は優勝。いわゆる公認コースではありませんが、タイムは2:40'41で2018年の金沢マラソンで出した記録を約2分縮め自己ベスト。田舎の小さな大会、タイムも日本なら優勝なんてありえないレベルですが、ベストはベスト・勝ちは勝ち。この大会で自己ベスト更新と優勝を目標に約1ヶ月一人で練習してきたので、ゴールした瞬間の達成感は最高でした。

 

フルの参加者は60人ほど。スタートから先頭に出ると一人だけ後ろについてきて最後まで二人旅。ゴール後に話したところ、彼は今回が初のフルマラソンで『ペース感覚が全くわからなかったからペースメーカーになってくれてありがたかった!』とのこと。もともとペースは自分でつくるつもりでしたが走っている最中は相手の力量がわからなかったので正直そこそこストレスでした笑。

 

この規模感そしてのんびりしたお国柄、交通規制はなく曲がり角と道を渡るところにマーシャルがいるのみという日本だったらありえない運営。それが成り立つのも人・車が少なく道も広い🇳🇿ならでは。コース沿いの景色も9割はひたすら牧草地。羊と牛、ときどきキャベツ畑と葡萄畑を眺めながら1周21kmのコースを2周。あっという間でした。

 

副賞はコース沿いにあるワイナリーで作られたワインに大会のラベルが貼られたもの。、、、今まで貰ってきた副賞で一番嬉しいかも🥲

 

ペースはスタート前に考えていた通り3'45〜50/kmで淡々と進めましたが、20kmあたりでアキレス腱に痛みが出てしまいました。この1ヶ月は練習量を以前に比べるとだいぶ増やしていたので、故障には気をつけていたものの1週間前からアキレス腱に違和感があり練習量を落としていました。案の定アキレス腱炎になりかけていたようで、この日20km走った時点でアウト状態に。20〜25kmのラップタイムが乱れているのは『痛っ。これどうしよー。いてて。』という心の乱れの反映笑。やめる気はなかったのでもがくのは諦めて痛いのは無視。37〜40kmのラップが落ちてしまったのはここで心理的にもフォーム的にもバタついてしまったツケだろうと思うので、これがなければ2時間40分も切れたかなぁという印象。

 

100%自分でペースメーク、レース中に飲むジェル類も使ったことのないこちらの製品、コースは路面が結構傾いていてときどき草地だったり砂利だったり、、、などなど見方によってはそこそこタフなレースだった気もしますが、終わってみると過去イチイージーなフルだったなぁというのが正直なところ。たった1ヶ月でもしっかり練習を積めば肉体的にも精神的にも変わるもんだなと実感しました。

ここ数年、もっと言えば大学以降は、なんとなく惰性で走り続けてるだけだよなぁとずっと思っていました。そんな中で環境を完全に変えた今年、もう一回本気で走ることに取り組んでみようと思い、年明けの膝の故障やら3月半ばの風邪やらが落ち着いたこの1ヶ月自分なりに走ってきました。その結果として今回優勝、自己ベスト更新ができたのは、誰に評価されなくてもとても嬉しい。

 

今回参加したSelwyn Marathonはフルのほかにハーフ、10kmも用意されている大会でした。海外マラソンあるあるですがレース直前まで参加申し込みができるほか、クライストチャーチから車で20分も走れば行ける距離感で参加はかなりしやすいのかなぁと思いました。こちらにお住まいのランナーの皆さんにはぜひおすすめです!