で、前回のNo.1
からのつづき。
ワンちゃん
の足の保護用、介護用の靴
選びがなぜ難しいか
からですね。
それは、特に足に障害があるワンちゃんのためには、下記のようなさまざまな検討要因があるからなんです。
お靴を履かせる目的
歩行状況、または障害の状態
性格
今までに何か履かせていた経験の有無
何を重視？履き心地 vs 耐久性
足のサイズ vs お靴のサイズ、・・・などですかね。
まず番（目的）について。
お靴を履かせたい主な理由は、No.1
のリストでも分かるように、足を傷
などから守るためです。私の愛犬ソフィー
の場合は、フローリングで滑って転ばない
ようにですが。
それでも、ただ単に足を保護したいだけなのか、もしくはその他にも目的があるのかで、靴選びの内容も変わります。
例えば、ナックリング（足の裏
ではなく、足の甲
が地面に着きグー
のような状態で起立、歩行する症状）の症状があるなら、足の裏が地面に着く正常な状態に近い形
で歩行をさせるシューズもありますので、それもオススメ。
ナックリングとは、こういう感じの状態です。
その他の例としては、できてしまった傷や湿疹
などを悪化させないために、ムレない通気性の良い
お靴が必要であれば、アッパー部分がメッシュ素材のものを検討しても。
症状別のオススメのお靴については、のちほどのブログ
でご紹介します
ここでは書ききれませんので。
番（歩行状況、障害の状態）については、ワンちゃんがどの様に歩行する
か、また、障害の度合いが軽症か重症か、などで使用するお靴も異なるかもしれないためです。
一般的に、耐久性の高いお靴は良い商品
ではありますが、頑丈に作られているためどうしても重み
があります。
脚力が弱い子は、その様なお靴には足が負けて、より足を引きずっちゃうかも。
でも、ある程度脚力がある子にはしっかりしたお靴の方が磨耗
にも強い
ので、重さ
があっても大丈夫でしょう。
また、ナックリングでも軽度の子、重度の子で、おすすめ出来るものと、出来ないもの
があったりなんかしちゃいます。
まったくもってメンドウですが、お靴もそれぞれなので・・・。
番は性格編。お靴選びは、実は性格も関係しますヨ。
「これ靴だよね、知ってるよ。こうやって足に履いて使うんだよね」な～んてふうにワンちゃんがお靴について理解しているといいのですが･･･。
通常ワンちゃんに初めて
お靴をトライさせる時には「ナンダコリャそんなもん、履かせるな
いら～ん
」となるでしょう。
なので、ほとんどの場合、慣れる時間
が必要となります。
その中でも、ビビリ
と怒りんぼちゃん
には特にかと。
、足に何かくっついてる～と思えば、恐怖感で固まって動かないかもしれません。怒りんぼちゃん
は、お靴うんぬんより、足に触られることさえキライという子もいます。とは言え、このような性格の子がお靴をゼッタイに使用できない
という訳ではありません。
ビビリちゃんや怒りんぼちゃんには、ササッと簡単装着
でき、足で地面の感触を感じやすい靴底の薄いものがまずはオススメ。そして、そのお靴に慣れたら、より目的にあったものに移行
しても良いかもしれません。
同時に、お靴を履かせる飼い主さん自身にも、ワンちゃんにうまく履かせる方法
やコツ
をつかんでもらうこともできると思います。
何をしてもされるがまま～の子は、最初から目的にかなったお靴で行っちゃってください
番（今までに何かを履いていた経験の有無）は、そのまんまの意味。
例えば、「前にブーツを履かせていたけど、もっと足に合うナイスなブーツがほしい」「靴下を履かせてたけど、すぐ脱げるし破けるので、もっと良いもの
を探してる
」
など、今までにワンちゃんが既に何か履いていたという実績を積んでいる経験者であれば、新しい
お靴でもそこまで嫌がるなどはないと思います。
逆を言えば、番でもお話しましたが、何かを履くということ自体に慣れていない初心者の子には、簡単な作りのお靴でデビューさせるのも手
。段階を踏むということです。
いや、うちの子は初めてだけど大丈夫というのであれば、それはそれでイイと思います。ワンちゃんのコトを一番分かっているのは、飼い主さんですからね。
番（履き心地 vs 耐久性）は、頭がイタイ
ところ。
ワンちゃんにとってすぐに問題なく歩いてもらいやすいものは、やはり薄手素材で軽いもの。
だって、ワンちゃんには、素足の状態が一番快適ですから、素足の感覚に近ければ、やはり上手に歩いてくれます。
しか～し、ここには大きな問題が立ちはだかります。
「素材が薄い＝すぐ磨耗する」
この方程式が成り立っちゃうのですよね～。
磨耗しないで、ワンちゃんが靴を気にせずに快適に歩けて、着脱がカンタンで、そんでもって非常に軽い靴
そ～んなものはアリマセ～ン。
まず、最初の磨耗しない、のところで既にアウト。
人間のお靴だって磨耗しますものね。
じゃあ、出来るだけ、磨耗に強いものが欲しいですよね。
。そのため、耐久性の高いお靴が理想ではありますが、番でお話したように、耐久性が高いものは作りがしっかりしている分、重さがねぇ～。でも薄い素材は、どうしても早期磨耗してしまいます。
ということで、磨耗問題の解決に、私たちM.E. Maxx
は、靴自体を保護するブーツ・シューズ強力補修剤
の併用をオススメしています。
補修剤は、黒と無色の2色。補修剤の詳細はコチラ
最初は歯磨き粉のようですが、乾くと生ゴムのような状態になります。
とは言え、この解決策も最強ではありません。
補修剤を塗ったところが擦れると、塗った補修剤は傷ついたり剥がれたりしますので、塗りなおさなければなりませんから。
でもこの補修剤でお靴の寿命を延ばす
しか、今のところ道
がないんですよね～。
なので、軽さ重視の場合は、多少の磨耗には目をつぶっていただく
しかありません。補修剤に頑張ってもらってください。
長持ちするお靴がほしい場合は、重みが多少あることを理解して選んでくださいね。
ホントにどこかに全ての条件を満たしてくれる理想のお靴がないですかね～。
で、最後の番サイズについてですが、これについて書き始めると今回の記事は２倍
に増えると思いますので、番さんには次回のNo.3に行ってもらいます。To be continued
足のサイズは、靴選びでもかなり重要な項目
どうぞお見逃しなく