四肢麻痺、栄養失調、その他もろもろの状態で我が家にやって来たマギー。
昨日でお星様になってから、ちょうど6ヶ月となりました。
そういえば、その日も水曜日でしたっけ。
我が家での初日のマギー。毛はボサボサ、体臭プンプン、避妊手術の傷口から体液が出ているなど最悪の状態でやってきました。
あの冬の夜のことを思い出すと今もまだ切ないですね。
ブログでは、今回初めてマギー
とのお別れの日について書こうと思います。よろしければお付き合いください。大まかにしかお話しできませんが。
その日、マギーを4輪の車椅子に乗せてご飯
を食べさせようとするも、車椅子のパーツであるお尻
を乗せるサポートの上に下半身がいつものように乗らず。何だかヘン。
どうしたの、どこか痛いの
サポートの上に下半身を乗せるのはあきらめ、車椅子で上半身だけを支える形でご飯を食べさせることに。
元気(とはいえ、普通の元気というレベルではないですが・・・)だった頃のマギー。
ちょっと寝ぼけ顔ですけど、これまたカワイイ。
ところが、お顔の前にご飯を持ってきても、頭を右に左にと横に向けてイヤイヤ。
いくら常に体調のよくないマギーでも、この状態はちょっとオカシイ・・・。
既にこの時点では動物病院の診療時間も過ぎていた
ため、翌朝、病院
へ連れて行くことにしました。
で、無理にご飯も食べさせられないので、マギーを車椅子から降ろし、ベッド
の上へ。
マギーは1度も吠えたことがないので(マギーの声を聞いたことは全くありません)、鳴いて苦痛を訴えるなどということはしませんし、ベッドの上では頭を持ち上げる程度しか出来ない子でしたので、体を大きく動かすこともしなかったのですが、今日は何かが違う…。
私はずっとマギーの体をさすりながら、「明日、病院に行こうね。大丈夫だからね。
」などと声を掛けていました。
マギーの呼吸はいつもハァハァしている感じなのですが、いつもより多少荒い気も…。
見た感じそれ程大きな変化が見られる訳ではなかったのですが、何か感じるものがあり、とてつもなく怖かったのを覚えています。
この時、頭ではマギーに死が訪れるなんて考えられなかった…。
でも、心の奥底ではマギーに近づく死を感じ取り、恐怖を感じていたのでしょうね。
そんな心配でたまらない中で、私はなぜか一時的にマギーのベッドから少し離れた場所から、彼女をただじっと見つめて
いた時間
がありました。
今思えば、マギーに私
の姿を良く覚えていて欲しかったのかな。すぐ横に居ては、マギーは私の顔を見ることは出来なかったですし。
マギーは人の顔を良く見ている子でしたが、その時は穴が空くほど私のことを見続けて
いました。
マギーも私の気持ちに応えてくれたのかもしれません。
こんな感じでじぃぃぃ~っと見つめるんです。う~ん、やっぱりカワイイなぁ!
その後、再度そばに戻りしばらくすると、ハァハァしているお口の中が、あれっえっ
歯茎の色が白っぽくなってきてる目の錯覚じゃないよね…。
これは、ホントにホントにまずいのでは
この辺りから、私は何とマギーに話しかけていたのかは定かではないのですが、一気に命の灯
がヒュルヒュル~っと小さくなって…。
最期の最期は、少し頭を上げ、ヒックヒックと息を吸っても息が出来ないような音を出しかと思うと、お口から舌がだらんと垂れたまま動かなくなり…。ここまで書くと、この時の状況が完全にフラッシュバックしてしまいます。あ~、たまらなく辛い…。
みるみるうちにマギーの体が冷たくなり、魂が体から離れてしまったことを実感しない訳にはいきませんでした。
体調が悪かったので、初めからマギーとサヨナラする日は遠くはないと思っていましたが、その日が本当に来ると…。
覚悟なんて、ぜんぜん出来てませんでした。
頭ではいつかはと思っていても、あまりにもあっけなく数時間の間で全てが終わってしまいました。
車椅子に乗るのって何だか楽しいのよね~。
ふーん、そうなんだぁ。
もっともっとお世話したかった…。
もっと幸せを味わってもらいたかった…。
こんな感じで、今でも、これをしてあげていれば、あれもしてあげていれば、などという後悔の念は拭いきれません。
が、尋常じゃない超過酷な環境で生きてきたマギーが、人間
も悪い人ばかりじゃなかったとちょっとでも感じながら天国
に旅立ったのであれば、私も少しはマギーの役に立てたと思えるのですが、どうなんでしょうね。コレばっかりは、マギーに聞かないと分からないですけど。
マギーも初めから優しい飼い主に恵まれていれば、もっと長生きできたでしょうし、今も自力で元気に走り回っていたかもしれないのに・・・。すみません、最後は愚痴になってしまいました。
マギーのように捨てられた子、卑劣な環境で飼育されている子、悲しいかな、まだまだたくさんいるんですよね。
ペットの動物を物としか考えない人間、なんなんでしょう。
本当に腹立たしい。
そして、マギーがいなくなって6ヶ月の今、実は、我が家では新たにワンコ1頭を迎え入れました。
この子もいろいろとある子なんですが、詳しくは次回から徐々にご紹介していきますね。
どんな子なのかは、次回のお楽しみ