前回に引き続き、変形性脊椎症により後肢に影響が出てしまったため、M.E. Maxx
の2輪の後肢用車椅子に乗っているキャバリアの花子ちゃんのお話です。
それでは、花子ちゃんの飼い主様よりいただいた前肢負担軽減の調整をしていただく前と後の実際のコメントを、お写真
を交えてご紹介します。
(いきなり調整とか言ってるけど何の話か分からないという方は、前回の記事を読まれてから、この記事に戻ってきてくださいね。
)
① 前肢負担軽減「調整前」: BEFORE
2011年の7月に購入致しました、キャバリアの花子です。
その後の報告とアドバイスを頂きたいと思い、ご連絡さし上げました。
購入当初はまだ後ろ足を使っておりましたので、フットスリングを使用せずに乗車しておりましたが、1ヶ月程前からは、ほとんど引きずってるので(多少は動いてますが)フットスリングを使用する様になりました。
購入当初と大きく違うのは、前足がだいぶ弱ってきました。フロントハーネスのDリングにリードを付けて多少補助をしながら歩いております。以前よりも立ち位置(前半身の重心)が低くなって来た様に思います。最近の乗車状況の写真はこの様な感じでフレームが前に斜めになってしまっています。
※フットスリングとは、後ろ足を吊り上げる吊り輪のようなベルト。フットスリングを使用しても空中で前後に足をカエル泳ぎのように動かすので、この状態でもリハビリは可能。フロントハーネスは胸に装着されているベルトで、さらにDリングとはフロントハーネスの背中のベルトに付いているD字型のリングのこと。
これは早急に調整をしなくては
フレームが前傾している状態は、特に前足が弱くなってきた子には避けなければならない状態ですからね。
弱っている前足に更に負担が掛かって、体高も低くなっているかと。イケマセン!
飼い主様には、まず、車椅子の重心を後ろに移動させ前肢に掛かる負担を軽減する調整をしていただきました。
調整途中です。というのも、これは、ただ単に重心を後ろに移動する調整だけをした場合なので、フレームが後ろに大きく傾いていますからね。まだ調整は終わっていませんヨ。
重心を後ろに移動させても、フレームが後ろに傾いてしまっては乗り心地はよくありません(花子ちゃんの場合は胸のベルトが後ろに引っ張られ、首を圧迫しています)ので、フレームを水平にする調整をしなければなりません。
M.E. Maxx
では、装着状況を撮影したお写真をお送りいただいた後、通常メール
で調整のアドバイスをしていますが、多くの場合、文章
だけでご説明するのではなく、お送りいただいたお写真
に図を書き込み
、どの箇所をどの様に調整するべきなのかを、できる限り簡単にご理解いただけるようにしています。図入り画像は下記の様な感じ。
ここには説明文がないので、何をどうするのかは良くお分かりいただけないですが
そして、調整完了後のご感想がこちら。
② 前肢負担軽減「調整後」: AFTER
大変お世話になっております。
再度、大変解りやすい的確なご指示有り難うございます!
この撮影(上記の写真)の後、散歩してみましたら、水平を保ちつつ上手に歩行しておりました。以前のポジションの時に比べると、前肢がずっこけてしまう頻度が明らかに減少し、リードで支えなくても上手に歩行出来ております。
やったね、花子ちゃん。また楽しく車椅子に乗れるようになって良かったね~
M.E. Maxx
の後肢用車椅子を使用中で、ペットの前足の状態に不安が見え始め調整が必要ではと思われる方、または、とにかく現在の装着状況の確認をしてほしい
という方は、ご遠慮なくお知らせください。装着状況の査定や調整のアドバイスは、いつでも何回でも無料
ですからね。
もちろん、その他のご相談なども承りますので、お気軽にお問い合わせくださいね。
お問い合わせはメール、またはお電話で
も承ります。
Eメール: info@memaxx.com
電話番号: 025-211-2126
せっかくの車椅子ですから、有効に、そして最適な状態
で使わせてあげてくださいね
M.E. Maxx
の車椅子は、下記のHPから
http://www.memaxx.com/doggon_wheels/