前回のブログからパッタリ更新どころか、ブログも開けられない程の
多忙状態で、あれよあれよという間に猛暑
真っ只中の8月
に。それにもかかわらず、いつもペタありがとうございます。

そして、ペタ返しもゼンゼン出来ず、すみません。
これからは頻繁に更新
…とは行かないと思いますが
、今後ともよろしくお願いします。
では、本題と行きましょう。

今回で第8弾となる椎間板ヘルニアシリーズは、明るい話

ではありませんが、ヘルニアはどのワンちゃん
にも発症する可能性はありますので、愛犬のためにも是非引き続き
読んでいってくださいね。

さて、前回までにヘルニアの主な症状についてお話しました
が、今回は、ヘルニアと診断されたらどんな治療を選択
するべきか
について。実は、これ、なかなか悩ましい
問題なんですよね~。 前回、ちらっとお話した治療方法ですが、主にお薬
を使う内科治療と手術
となる外科治療があります。かわいい愛犬ですから、手術
をせずに、お薬
でヘルニアが治れば、それに越したことはありませんよね。
でも、グレードが重度になっていくほどお薬だけでは
治らないことも。
※グレードって何?という方は、前回のブログでお勉強ヨロシク

実際に、内科治療と外科治療で成功率にどのような違い
があるのかを調べた統計
があります。

http://www010.upp.so-net.ne.jp/aikawaVMC/neuro/ivdisk.htmlから表を引用。
この表を見ただけでも、外科治療のほうが成功率が
高い
ことは一目瞭然
ですよね。 (グレード3の内科治療で100%とありますが、これって正確なのかな

84%と50%の間になるべきではないかとも思えますが。)
回復時間
も、外科治療の方が断然短いですし。じゃあ、とにかく外科治療を選択すればいいじゃないの

と思ってしまうかもしれませんが、外科治療は手術

ですから、全身麻酔をしなければなりません。
特に高齢の子であれば、手術のための麻酔自体が体に
悪影響
を及ぼすリスクも良く考えなければなりません。その他にも、手術の費用
など経済的な面もありますね。グレードが1~2程度の非常に軽度なヘルニアであれば、
通常、内科治療
が選択されるでしょう。でも、ビックリ
するかもしれませんが、このお薬での治療は、ヘルニアを完全に治すというものではなく、
症状を抑える保存的治療。
そのため、一時的に症状は改善するかもしれませんが、
ヘルニア自体は体内に保存されているわけですから、
再発
する可能性あり
。その上、もし「内科治療で治らなかったので、じゃあ
手術
をしましょう。」となっても、障害は更に重症となってしまっている危険性もあり。

ということは、外科治療の成功率も低く
なり得ます。
・
・
・
ね、どう治療するかという問題、本当に悩ましい
でしょ。とにかく、どうするかを決断するためには、獣医さんと良く
相談
することが大大大前提です。もしも獣医さんの意見に疑問
がある場合は、セカンドオピニオンも必要です。大切な愛犬
が、今後どの様に生活できるかが掛かっているのですからね。
(ヘルニア発症時の対応は時間との戦い
もあるので、ノンビリしてられませんけど。)
できれば、神経を専門にしている獣医さん、または神経に
詳しい獣医さんに相談できるとなお◎ですね。

では、今回はこの辺で。
次回からは、内科、外科、それぞれの治療内容をざっくり
ですが、説明して行きたいと思います。

(早めに更新できるように、頑張ります。
)※私は獣医師ではありませんので、誤った情報があるかもしれません。
訂正があるよ~という方はメールお願いします。














