犬の椎間板ヘルニアについて⑦ | 愛犬介護のお手伝い by M.E. Maxx

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もうこの椎間板ヘルニアシリーズは第7回ビックリマーク
この分じゃ、余裕で10回を超えそうですぅ~。ワオ!
というのも、お知らせしたい情報がまだたくさんあるんですよね。

さてさて、前回 に引き続き、椎間板ヘルニアの症状に
ついてですが、病院病院での診断では、ヘルニアが
軽度か重度であるかを5段階のグレードで表されます。

1グレード1(軽度) - 痛みのみ痛い
触ると鳴いたり、背中を丸めることが多い。

2グレード2(軽度) - 不全麻痺
麻痺している足の力が弱く、ふらつく、転倒、引きずるなど。
また、足先がひっくり返り足の甲を地面につけて歩行する
ナックリングの症状見られることも
この段階では、歩行は出来ます

3グレード3(重度) - 完全麻痺
足の運動がなくなり、麻痺していないだけで歩く。
麻痺している足は、完全に歩行不可能です。

4グレード4(重度) - 排尿異常
自力で排尿が出来ず、膀胱に尿がたまりお腹が膨れる。
たまった尿は、何か拍子で漏れることが多い。

5グレード5(重度) - 深部痛覚が無い
感覚が全く無くなっているため、麻痺をした足をつねったり、
器具で強く挟んでも手ハサミ何の反応も見せない。


椎間板ヘルニアの80%は胸椎と腰椎に発症(特に、胸椎
腰椎の間は多発箇所)、20%は頸椎に発症と言われて
います。
愛犬介護のお手伝い by M.E. Maxx-犬の骨格














胸椎と腰椎の場合、通常は後ろ足障害出ます。
ですので、症状は重度でも、他に問題が無い限り、前足は
しっかりと立って歩くことが可能です。

愛犬介護のお手伝い by M.E. Maxx-M.ダックス下半身不随







後ろ足完全麻痺のため、前足だけで下半身を引きずって歩くM.ダックス
画像を引用。

頚椎では、の部分(頚椎は首ですからね)に強烈な痛み
が出るだけでなく、前足にも、更に症状が進むと後ろ足
にも障害が出て、四肢全部に影響が出る叫びこともあります。
また、発症状況によって、体の片側だけに障害が見られ
たり、場合によっては後ろ足だけに障害が出るなど、頚椎
場合の症状は、さまざまです。
頚椎のヘルニアでは、グレード5の深部痛覚が無くなる
ことはないそうですが、重篤になると呼吸機能障害起き
急死することも。ガーン まぁ、稀だとは思いますけど。あせる


愛犬介護のお手伝い by M.E. Maxx-アメリカンコッカー頚椎ヘルニア 頚椎の痛みで背中を丸め、頭もうつむき加減のアメリカンコッカー

http://www.vin.com/proceedings/Proceedings.plx?CID=WSAVA2005&PID=11224&O=Generic から

画像を引用。


上のグレードのリストには、軽度重度とありますよね。

この症状の程度によって、どの様な治療方法を行うか
異なってきます。
軽度内科治療と呼ぶ、基本は薬などで治す
方法が一般的。
重度外科治療。いわゆる手術オペですね。
手術で脊髄圧迫している椎間板部分を取り除いちゃおう
という訳です。

この治療方法のお話を始めると、ますますブログが長くなって
読み疲れちゃうぐぅぐぅと思います。

ということで、次回は、「ヘルニアと診断が下された際の
治療法」について説明しますね。治療に関しての非常に
興味深い統計もお話しますので、お楽しみにわくわく


※私は獣医師ではありませんので、誤った情報があるかもしれません。
訂正があるよ~という方はメールお願いします音譜





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