
となるテーマをお話ししていきますね~。
で、今回のテーマは

「椎間板ヘルニアが発症するとどんな症状が出るの
」これは、結構興味深いテーマですよね。早期発見のため
にも、オヤッ
と思うべき状況を知っておきましょう。
ヘルニアで後ろ足の歩行がぎこちないM.ダックスのエディーくん。
今までにもお話ししましたが、ヘルニアはタイプIの急性と
タイプIIの慢性があると言いましたよね。
そうだったけ
という方は、ヘルニアのブログ③をご覧ください。慢性は鈍痛、急性は激痛などと程度はありますが、通常
だいたい痛み

が伴います。そして、ヘルニア発症箇所によって症状が表れる場所は
異なります。
椎間板ヘルニアの80%は胸椎や腰椎に発症(特に胸椎と腰椎の接続
部分に多発)、20%は頸椎に発症するという統計
があります。ヘルニア
と思われる主な症状は、こんな感じ。
背中や腰の辺りに発症した場合、痛みのため背中を丸める。
歩こうとしない。
歩いても非常にゆっくり、よろよろ歩く、ビッコをひく。
足をかばっているようにして歩く。
動きがおかしい。
(痛みのため)震える。
抱っこしたり、体を触ると鳴く。
触られないように噛もうとする。
食欲がなくなる。
特に、首にヘルニアが発症した場合は、頭を動かさない。
または頭を下げないようにするために水を飲むことも、餌を食べることも拒否する。
また、逆に頭を上げることもしなくなることもある。症状が非常に重い場合は、
立てない。
足をひきずる。
まったく足を動かさない。
排尿・排便障害(失禁。排便での姿勢が辛そう。便の切れが悪い。自力で出来なくなる、など。)
6歳ペキニーズのベアくん。痛み無しで歩行が出来ません。

(動画では、餌に釣られていて痛みがあるようには見えませんが…。)
※このブログで動画が見られない場合は、YouTubeで見てください。
これらの症状は、もちろん椎間板ヘルニアだけに見られる
訳ではなく、他の疾患や病気でもありえます。
但し、椎間板ヘルニアである場合は、人間のヘルニアと
違って、ワンちゃんの様子を見ようと時間をおくと

重症の場合は神経麻痺が起こり、下半身不随になる
可能性があります。

特に、急性のヘルニアである場合は、1日、もしくは
半日だけでも状況は急激に悪化します。
上記の症状や、なんか今日のワンコ変じゃない

と思ったら、早く
病院に行きましょう。
受診
をして大事でないことが分かれば、それはそれで良かった
ということになりますし、残念ながらヘルニア
という診断でも、早期発見に越したことはありません。
ワンちゃんの全てを飼い主さんが分かってあげられる訳
ではないですが、あれっ
と感じられるのは、飼い主さんだけですからね。
次回も、今回に引き続きヘルニアの症状のお話しですが、
病院で
ヘルニアと診断された場合、程度によって症状はランク(グレード)付けされ、その程度により治療方法
は異なります。
次回は、このグレードについてのお話しますね。
それでは、また~

※私は獣医師ではありませんので、誤った情報があるかもしれません。
訂正があるよ~という方はメールお願いします。















