ではでは、なぜ椎間板に異常が発生してしまう
という

質問でしたね。
下の図はこのシリーズで3度目の登場ですが、まずは正常な状態の椎間板

クッションの役割をする椎間板が、どの程度背骨に
掛かる衝撃を緩和できるかは、髄核の水分量と線維輪
の弾力性、この2つの要因に左右され、そして椎間板
の耐圧は加齢と共に変化します。
人間だって、若い子はみずみずしい
プリンプリン
のお肌だったり、


骨密度
だってガッシリ
ですが、年を取るにつれ、カサカサ
、



ボソボソ・・・になりますよね。あ~、イヤだ。

ですので、「老化」により椎間板は水分が少なくなる

ため、髄核は石灰化していき、線維輪は弾力
も


弱まります。
また、椎間板はねじれ
の力に弱いため、長年の間に

何度もねじられると線維輪の耐久性は低下
し、傷つき


やすくもなるんです。
こうなると何らかの圧がガ~ン
と加えられた際、髄核は、

損傷しやすくヒビ
などが入りやすくなっている線維輪を

押し上げ
、椎間板は上に伸びる形で変形していきます。

そして、中枢神経の脊髄を下から圧迫
するのです。


この加齢に伴い変性する椎間板ヘルニアは、タイプII
(ハンセン2型椎間板ヘルニア)の形で多く発症しますが、
厄介
なのは、これは慢性的で徐々に悪化するため、

よ~く気を付けていないと早期発見
がなかなか難しい

のです。

このタイプII、覚えてますかぁ?え~、忘れた



じゃ、も一度下に図を。詳しいことは、前回のブログ
で思い出すべし

タイプIIは、いろいろな犬種に起こりますが、比較的大型に
多いらしいです。
代表的な
大型犬は、レトリバー系(ラブラドール
や


ゴールデン・レトリバー
)、それにジャーマン・シェパード
、


シベリアンハスキー
など。




パピヨン
、マルチーズ
などが代表的。


今回のリサーチではあまり見かけませんでしたが、実際に
M.E. Maxxの車椅子を使用するヘルニアの子は、高齢の
柴犬
も多いですね。

車椅子を使いました。
ギャ~~~
うちの子の犬種だ~、どうしよう…
と


思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、100%ヘルニア
になる訳ではありませんからね。

ただし、どの犬種でもヘルニアができるだけ起こらないように
予防しましょう。(予防のお話しは、のちほどね~
)

老化が主な原因のタイプIIでは、年齢的には8~10歳が
最もなりやすく、5~6歳前に発症することはあまりありません。
しかし、実は若犬にも椎間板ヘルニアは起こります。
…
ナニッ
話しが矛盾してるじゃないのっ



ま、タイプIIであれば矛盾してますね。
でも、若年のヘルニアは、タイプI
のお話し。
そして、このタイプI(ハンセン1型椎間板ヘルニア)の話は


そして、このタイプI(ハンセン1型椎間板ヘルニア)の話は
次回で。

特に、ワンちゃんのヘルニア代表選手
といわれている

ダックス
や、上に出てきていない犬種でヘルニアになり

やすい犬種の飼い主さんは、次も見てくださいね



※私は獣医師ではありませんので、誤った情報があるかもしれません。
訂正があるよ~という方はメールお願いします















