椎間板ヘルニアについて詳しくお話しする前に、今回は、
椎間板というものが何
であるのか、どこに
あるのか
を知っておきましょう。
椎間板ヘルニアは、椎間板のある背骨に起こりますので、
まずは犬の骨格から。

犬の背骨(たくさんの脊椎がつながって1本の背骨を構成)は、
頭蓋骨から続く7個の頚椎(けいつい)13個の胸椎(きょうつい)
7個の腰椎(ようつい)3個の仙椎(せんつい)から成り立ってます。
そして、脊椎と脊椎はこんな感じでつながってます。
www.pictures-of-puppies-and-dogs.com/nervous-system-dog.html より画像を引用。
すべての脊椎の中には、脳から伸びている中枢神経が通って
います。これが脊髄です。
※注→脊椎(セキツイ)はいわゆる背骨、脊髄(セキズイ)は
脊椎の中の神経です。
(同じような読み方で同じ背骨に関する言葉ですが、もちろん
意味は異なります。ゴチャゴチャにならないようにしましょう。
)
脳からの信号
は、すべてこの脊髄から脊椎の外に出て
は、すべてこの脊髄から脊椎の外に出ている脊髄神経を通って
体中に送られ、筋肉を動かしたり
体中に送られ、筋肉を動かしたり感覚を認識したり
します。

します。また、この逆もしかりで、体の各部分からの情報
もすべて
もすべて脊髄を通り脳
へ
送られるので、脊髄は非常に重要
へ
送られるので、脊髄は非常に重要上の上
の図で示された「横から見た背骨」で分かるように、
の図で示された「横から見た背骨」で分かるように、脊椎の下の部分にある椎体と椎体の間に椎間板があり、
2つの椎体の面をつないでいます。

椎間板は円板状の一種の軟骨で、中央にゼリー状の髄核と、
その周りの線維輪で構成されており、背骨に掛かる衝撃を
和らげるクッションの役割
をしています。
をしています。だから、ある程度の衝撃
なら椎間板がその圧力を吸収し、
分散してくれるなど、と~っても大事な役目を担っています
しかし、何らかの理由で、この椎間板が「ある状態」になった
時に問題発生
ヘルニアが発症
してしまいます。
さあ、ここで
クエスチョ~ン
この状態というのは、椎間板がどうなるのでしょう

ハイ、今回はここまで
この答えは、次回までお待ちくださいね。


