前回のブログ変性性脊髄症(簡単にはDM)のつづき。
ですが、今回第2部を書いていて、これがやたらめったら
長文になってしまい。。。

ということで、第3部が最終章ということになり次回に続き
ますので、よろしくお願いします。
さて、第一部の内容は、かなり重い話し
で、特にDMに

掛かりやすい犬種の飼い主さんには不安や恐怖
を

与えることにもなったかもしれません。(ゴメンナサイ
)

しかし、この病気がどのようなものであるかを知っている
ことで、日頃のワンちゃんの管理や、またDMと診断
された場合の対応においても、パニックにならずに済む
かもしれません(…と願います)。
DMという病気は治る?治療は?
DMは、残念ながら治ることのない難病です。
そして残念ながら、DMに直接働きかける効果的な治療
方法も見つかっていません。
(症状悪化を遅らせるお薬はあるようですが。)
こんな風に言うと更に恐怖を与えてしまいそうですが、DMは
お薬以外でも、日頃の対処の仕方によって、症状が
悪化することを遅らせることは可能です。
寿命も伸ばせるかもしれません。
DMが直接影響する箇所は脊髄と脳幹ですが、最終的に
下半身麻痺になることで体力も落ち、そのため内臓疾患も
起こる可能性はあります。
ということは、下半身麻痺になることを一日でも
遅らせることができればいいのでは

そう、それがキーポイント!
そのためには、下記の対処法の実行が重要となります。

DMになった時の対処法
もちろん愛犬がDMになれば、飼い主さまも本当に辛く、
悲しい状況に陥ってしまうと思います。
しかし、飼い主さまの明るく、前向きに頑張る精神
状態は、愛犬にもしっかりと伝わります。
DMであっても、ワンちゃんは幸せを感じることはできますよ。

まずは、介護をする人の気持ちが肝心です。
①適度な運動:
対処法として飼い主さまがしてあげられる一番重要なことは、
ワンちゃんに運動をさせること。
運動といっても、歩かせるだけだっていいんです。
動けないからといって、寝たきりにさせないでくださいね。
適度の運動をさせることは、筋力を維持させ、運動機能の
低下を遅らせます。
特にシニア犬であれば、毎日運動しなくても、一日おきなど
に運動させてもOK。休息は、使った筋肉を休ませるためにも
大切ですからね。
脚力が弱った子は、今までのように自力で上手に歩くことが
できないために、楽に歩かせるには介助が必要となるでしょう。
後ろ足を歩行介助するために簡単に思いつくものは、タオル
やバスタオルなどでお腹を持ち上げることかもしれません。
当然、それで歩行介助はできます。
しかし、いつもタオルなどでお腹を持ち上げることは、常に
膀胱を圧迫する状況となり、排泄困難の状態を引き起こし
かねません。
その上、介助する人間の方も、常にかがんだ格好での介助
になるため、腰が悲鳴を上げる結果になってしまいます。
歩行介助には、後肢用ハーネスの使用をおすすめいた
します。非常に使い勝手も良く、ワンちゃんの体にも負担が
少ない歩行介助ハーネスはあります。
M.E. Maxxでも3種類のハーネスを販売しています。
それぞれに特長がありますので、詳細は製品名をクリックし
ご覧ください。
ウォークアバウト:後ろ足用歩行補助ハーネス(\6,700~)
Doggon' Wheels:後ろ足用歩行補助ハーネス(\12,000~)
また、車椅子を使用することも、もう一つの選択です。
ハーネスではなかなか長距離は難しいと思いますし、それに
ワンちゃんが行きたいところに行けることで、ワンちゃんも自由
を感じられることができます。
また、M.E. Maxxの車椅子は弱った足も使わせるデザイン
になっているため、リハビリの道具としても非常に有効です。
Doggon' Wheels:後肢用車椅子(\51,500~)
DMのため、当初はお散歩もままならなかったプリンスくん。
車椅子でビーチを走り回ることもできるようになりました!
歩くことの他にも、屈伸などのマッサージ、そしてこれは
病院や施設に行かなければなりませんが、水中リハビリも
非常に良い効果があります。
ウォーキングとスイミングの両方が理想的ですね。
最後に、DMの子を立たせたり、歩かせようとさせる時に、
絶対にやってはいけないこと

を1点。



それは尻尾を持ち上げて立たせたり
、

持ち上げながら歩行させること
です。

ぜ~ったい、やっちゃダメです!いけませぇ~ん!!!

もしも、障害がある子にそんなことをしている人を見かけたら、
絶対にやめてもらってくださいね。お願いしま~す

ハイ、ここで第2部は「完」でございます。

次回の最終章では、その他の対処法であるストレス軽減や
食事についてなどをお話ししますので、また戻ってきてくださいね。

介護に関するご相談や、上記商品についてのご質問などは、
お気軽にご連絡くださいネ。



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