がさつで無神経な人が嫌い
男みたいな女が嫌い

わたしの目の前に
そういう人が現れるたび
心底嫌だなって思っていた

それから

自分をすきなくせに
どうせ私は○○だから、と
卑屈なふりをする人も嫌い

そんなことないよって
言わせようとするから
厄介でめんどうくさい

腹をたてたり苛々するたび
また現れたりするから
嫌いな人たちを観察してみる

ああ、この人たちは
わたしなのだときづく

わたしはわたしを
無神経にがさつに扱い
女であることを放棄し

自分可愛さ余って
自愛に自信がないから
他人からの言葉でしか
安心できない

厄介なのはわたしの頭
歪んだ思考でがちがち

こころをねじ伏せる

わたしの内側は
沸々とわく怒りを
吐き出せないまま

あらゆる現れを何度も
わたしに見せるわけで

もう引き受けるしかない

わたしはいま
何を感じているのか

まずはそこから

感じたものを味わい尽くす

わたしはわたしと
目をあわせ心を開き
語り合いやがて愛し合う

わたしはわたしに集中する

他人の目も物差しも
気にならなくなるまで

そんなもの
わすれるぐらいに

わたしはわたしを理解する
理解するために努力する

もう、他人ではなく
自分自身を生きたいから