わたしはわたしを
いちばんよく知ってるはず

自分を否定していたら
自分がみえなくなって

わたしはなにがすきで
なにがきらいなのか
どんどん分からなくなった

悪い夢から醒めるには
自分から目を開くだけ

覚悟はいますぐできるのに
こわくて動けなかった

いつも先延ばしにして
いつかは永遠に来ないことも
ほんとうは分かってた

過去に生きるのは容易い
お化けのように足がなく
ふわふわ漂うのをやめた

いまを生きることを
選んだら変わりはじめた

古い澱みが浮上して
浄化されてゆく

ちょっとずつときめきや
うれしい気持ちが増えている
そんな自分をだきしめている

わたしの「すき」は何だっけ
ノートに書き出してみる

むかしはよくこうして
何でも書いていた

すきな女優さんや小説家
アーティスト、
憧れのすてきなひとたち

すきなたべものや色や洋服

そうだ、ほしいものを
リストにしておこう

なんだかたのしい。。。

書くことがすきだからだ

書き出すことで頭の中が
整理されて認識できる

自分をよく知ってる人は
自己愛にも長けているし
魅力を最大限に引き出してる

きらきらと輝いてる人が
羨ましくてしかたがないのに
素直に認められなかった

そういう人たちは健全で
欲望にも忠実に生きている

頭ががちがちなわたしは
何かを欲してはいけない
愛は与えるものだから
受けとるなんてできないと

愛の解釈をはき違えていた

汚れのない自分でいなくちゃと
中途半端な正義感を
ふりかざすうちに

わたしの世界は
どんどん居心地が悪くなり
どんどん自分を嫌いになった

窮屈で不自由で憂うつで
ちっともたのしくない

愛はどこへ行ったの?

他人を気にしてばかりいて
自分がどんな人間なのか
分からなくなってる

「自分が分からないなんて
いちばん情けないし悲しい」

わたしの内側は泣いていた

他人本位の生き方をやめ
自分を最優先しようと決めた

誰の許可もいらないんだ

本能にしたがい本音で生きる

のびのびと軽やかに
そのままのわたしで生きる

「もっとじぶんを
ふかくしりたい

もっとじぶんを
すきになって
かわいがって

だれよりもなによりも
じぶんをあいしたい」

内側の声に耳を澄ませる
わたしを置き去りにしない
もう二度としない

わたしはわたしに約束した