これは自分だけのために
書かれた言葉なのだと
私のために
用意された言葉なのだと
思ってしまうことがある
その文章だけがはっきりと
目に飛びこんできて
はっとしているうちに
すとんと心におちて
気づけば涙がこぼれている
そんな瞬間が不意にある
大袈裟だけれど
生きていてよかったとさえ
思えてしまうもの
先日も、なんとなく
気になっていた本があり
行ったり来たり迷ったけど
図書館から借りてきた
川上未映子さんの『あこがれ』
ピンク色の表紙に
金色の文字のタイトルと
物語に登場するモチーフが
緻密に描かれている
見た目の第一印象は大事
女ごころをくすぐるし
きゅんとするから
やっぱり借りてきた
自分を呼んでるものって
たしかにあると信じてるから
読みはじめてしばらくすると
その瞬間がおとずれた
もちろん、不意に
そこだけが光ってるように見えた
「わたしはね、『できるだけ
今度っていうのがない世界の住人』に
なったんだよ。いましかないんだ、
ってね、わたしはずうっとまえに
それを決めたの」
(川上未映子・著『あこがれ』より)
こみあげるような、なにかが
おなかの下から上がってきて
ぽろぽろと泣いていた
その文章の前後を
何度も何度もくりかえし読んだ
わたしがずうっと
私に言いたかったこと
『わたしにはいましかないの
だから無視しないで』
いまに生きてないって
白黒の世界にいる感じ
いまに生きるようになったら
世界が色づきはじめた
私はたのしんでいい
なにもとらわれたり
遠慮することなく
あるがまま愛されるまま
自由に生きていい
なにをどんなふうに感じても
自分をゆるしてあげる
自分にもっともっと集中して
私はわたしと一致したい
いまほんとうにしたいことを
いちいちわたしに言い訳をして
むりやり我慢させること
もうしない
できるだけ、今度やいつかのない
世界の住人に私もなりました
書かれた言葉なのだと
私のために
用意された言葉なのだと
思ってしまうことがある
その文章だけがはっきりと
目に飛びこんできて
はっとしているうちに
すとんと心におちて
気づけば涙がこぼれている
そんな瞬間が不意にある
大袈裟だけれど
生きていてよかったとさえ
思えてしまうもの
先日も、なんとなく
気になっていた本があり
行ったり来たり迷ったけど
図書館から借りてきた
川上未映子さんの『あこがれ』
ピンク色の表紙に
金色の文字のタイトルと
物語に登場するモチーフが
緻密に描かれている
見た目の第一印象は大事
女ごころをくすぐるし
きゅんとするから
やっぱり借りてきた
自分を呼んでるものって
たしかにあると信じてるから
読みはじめてしばらくすると
その瞬間がおとずれた
もちろん、不意に
そこだけが光ってるように見えた
「わたしはね、『できるだけ
今度っていうのがない世界の住人』に
なったんだよ。いましかないんだ、
ってね、わたしはずうっとまえに
それを決めたの」
(川上未映子・著『あこがれ』より)
こみあげるような、なにかが
おなかの下から上がってきて
ぽろぽろと泣いていた
その文章の前後を
何度も何度もくりかえし読んだ
わたしがずうっと
私に言いたかったこと
『わたしにはいましかないの
だから無視しないで』
いまに生きてないって
白黒の世界にいる感じ
いまに生きるようになったら
世界が色づきはじめた
私はたのしんでいい
なにもとらわれたり
遠慮することなく
あるがまま愛されるまま
自由に生きていい
なにをどんなふうに感じても
自分をゆるしてあげる
自分にもっともっと集中して
私はわたしと一致したい
いまほんとうにしたいことを
いちいちわたしに言い訳をして
むりやり我慢させること
もうしない
できるだけ、今度やいつかのない
世界の住人に私もなりました