葬儀当日
棺に入れる
服、写真、お気に入りの物を鞄に詰め
斎場へ
時間になり一週間ぶりに
母と対面する
一週間ぶりにみた母の変わり様に愕然とした
ドライアイスに閉じ込められた身体はキンキンに冷え
閉じていた口は開いてしまっていた
不謹慎だが映画バタリアンそのものに見えた
ショックで遺髪を切る手は震えが止まらなかった
一週間のドライアイス代は結構な額で これなら高くても近県の斎場で綺麗なままで火葬してあげたかったが後の祭り
母に一礼して棺の蓋を閉めた
焼かれた母の骨は84歳と思えない程 太くてしっかりしていた
骨になり 帰りたかった家にやっと帰宅出来た母を見て
不憫だな
生きてるうちに帰してあげたかったなと
また泣いた
そして……ひとりぼっちになった






