再メッキでヘッド重量を合わせる技術!
何事にも数字を合わせるのはとにかく大変だ!
”とくにゴルフクラブはね…”
ゴルフクラブの精度は工業製品の中でもかなり精度が低いので有名だ。ある精密加工を行っている方が言ってました。
「ゴルフメーカーからある部品の依頼を受けた時の打ち合わせ場面でこちらの精度基準の話が全く伝わらなかった…」
この理由のひとつに
・命を預かる製品ではないこと
・趣味・趣向の製品であること
・製造原価の折り合い
・ゴルフメーカーの伝統?
など理由は様々だ。確かにあるメーカーのシャフトは”反り”が酷いし重量も各社揃っていない。ウッドヘッドは個体差のごとく顔が違うし、アイアンの重量フローもかなり酷い…。装着されているグリップは開いたり閉じたりしている…
これが業界の当たり前でその個体差を楽しむ文化まである。
量販店に行って同じ製品を構えて…
「一番顔の良いヘッドを選んだ!」
まさにこれが”個体差”を楽しむゴルフギア文化なのである。
私の方針はそんなゴルフクラブの常識をある程度理解しつつも数値ばかりを追いかけるアッセンブルを”売り”にしたくない。そもそもそれを追求し出すと1mm、1gの違いで作業が前に進まなくなって苦しくなるからだ。
それでもね…”楽しんでもらえる範囲”で精度を追いかけることの協力は出来る限りしたいと思っていますよ。
【再メッキ】ホワイトゴールド仕上げ
そして今回はヘッド重量の指定オプションを組んだ。これは±1.0g以内で目標重量を設定することを目的としている。
#5(257.0g)
#6(264.0g)
#7(271.0g)
#8(278.0g)
#9(286.0g)
#P(290.0g)
今回のVRⅡPROはナイキ製だ。USモデルのアイアンは9番とPWのレングス差が0.25インチなので4gに設定している。
”ほぼ完ぺきだ”
このアイアンは色入れも大変だったね!
明日は定休日の為にブログもお休みさせて頂きます。
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