期待のX社も第一ハードルをクリア出来ず…
定休日に関西地方を訪れたX社のDLCテストサンプル品が到着!
今回も綺麗にDLCが製膜されているようだが…
早速粒度180番の布やすりで削ってみると…
”んっ??”
”完全に高い壁にぶつかっている…”
テストが厳しいのか?ことごとく剥離してしまう…。
いや、このテストが簡単にクリア出来ないようではとてもバンカーショットに耐えうる性能を発揮しないだろう…。
色々分かってきた表面処理技術のDLCはこんな感じだろう…。
<綺麗に成膜出来るDLC → 表面硬度が柔らかいタイプ>
<色ムラが出やすいDLC → 表面硬度が硬いタイプ>
もともと装飾用の表面処理加工ではないので私が求めている性能を求めるのはこれらを見ても非常にハードルが高いことなんだろうと推測。
少し技術的はことを言えば”処理温度”に関するらしい。
綺麗な成膜は処理温度を低く設定することにより隅々まで一定した膜厚で成膜出来る代わりに耐食性は劣り、処理温度が高い成膜は電圧を上げる関係で膜厚のコントロールが難しく装飾用途には向いていない産業用部品の高硬度DLCに向くようだ。
ネットを使った各社への質問では「綺麗な成膜を求めている…」と質問すると大半の会社が「装飾用途目的の表面処理ではないので弊社ではそれは難しい…」との回答が帰ってくる。
その逆に「うちは綺麗なDLCが出来ます!」と謳っている会社はご覧の通りメルサが求めている性能を十分に発揮できないのが実情だ。
もちろん順番では剥げにくい表面硬度、そして次が見た目の美しさ、最後はコストになるのだが探してみるとこんなにも難しいことだとは思わなかった…。
そして最後はサンプル品提出まで”社内審査”で時間が掛かったZ社。ここは技術力の高さはもちろんのことかなり厳しい徹底した品質基準を持っているだけに私の期待値も自ずと高いメルサ最後の砦だ…。
そんなこんなでちょうど常連の方がお土産を持って来店!
愚痴を聞いてもらった…(笑)
Z社のサンプル品を最後にこの事業に関して何らかの結論を出したいと思います。
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