DLCのテストサンプル製作へ… | カスタムクラブ製作提案!

DLCのテストサンプル製作へ…

”黒いメッキ=剥げる”は常々ゴルフ業界では常識!DLC加工はコスト面では1個10万と言われた時代を経てようやく他業種(ドリル関連や自動車部品)での量産化の目途が立ちわずかに空いたスペースに入り込めるようになってきた。

 

私はこの時をじっと待っていました…。

 

数年前からPXGやロッディオのDLC(ダイヤモンドライクコーティング)商品がチラホラ発売されるようになってきたがまだまだ加工点数が多くないと施工が出来ない究極のブラックコーティング!

 

そこにメルサは独自のネットワークを通じてわずか1個からお願いしようとしています…。

 

しかし胸の高まりを抑えて商品化の前に…

 

「いったいどの程度のハードコーティングなのか?」

「バンカーショットを何発打ったら剥げてくるのか?」

「いや、バンカーショットでは剥げてこないのか?」

 

テストサンプルヘッドを作って自らの手で実際にテストすることにした。

 

テストサンプルヘッドはこちらだ

 

 

”三浦技研MG-R01ウェッジ”

 

そう!刻印が変更する三浦技研のMG-R01ウェッジは試打クラブとしてお役御免になる。

 

そこでこのヘッドにDLCをしようと考えた。

 

DLCは何度も言うがこのようにメッキの付いた状態の上から加工する全く新しい手法。再メッキのように古いメッキをわざわざ剥がす工程も必要ない。さらにメッキの上からDLCを施工してもわずか0.5g以内に重量が抑えられると言う優れもの…。さらにさらに加工時間もわずか1週間と言う今まで問題だった部分がすべて解消してしまうまさに夢のような加工だ。

 

さらに特徴を言い出したらキリがないが…

 

例えばノーメッキのウェッジで平面加工されたフェースがあるとする。DLCは錆びを止めてさらに平面度合いも完璧にキープしてしまう。DLCの膜厚はメッキと違ってわずか1~2ミクロンしかないからだ。

 

錆びを止めて平面度合いもキープしてさらに色が剥げにくい…これが後加工の少数単位で行えればまさにノーメッキウェッジの修理革命だと思っています。

 

さらにこのロッディオ製品のように気になるソール部品だけをDLC加工することも可能だ。

 

 

いや、メルサ限定でボディにもやっても良いだろう(笑)

 

もちろんアイアンやウェッジばかりではなくパターヘッドにも施工が可能だ。メッキされていてもステンレスヘッドにももちろん可能!

 

施工のアイディアはどんどん広がりますね…。

 

とにもかくにもまずはサンプル!そしてテストだ!

 

テストが無事に終了すれば今度は実用価格での商品化に向けて交渉していきたいと思います。

 

【リシャフト】レーブアサルトアタック 60X

 

タイトリスト用、GTDブラックアイス用、そしてキャロウェイ用のそれぞれで購入して頂きました!

 

明日は定休日の為にブログもお休みです。

 

~この記事に関するお問合せはこちらまで~

ゴルフショップメルサ

〒431-3101

静岡県浜松市中央区豊町1929-1 

ドリームショットゴルフクラブ内

053-434-5511

営業時間:10:00~19:00 火曜日定休

メルサへのメール連絡