ロッディオ限定マイスターMのカスタム研磨
レストア再メッキは次のステージへ…
メッキが傷んできたので”再メッキ”を行うのはご存じの修理…。
弊社の顧客はそれでは飽き足らず気に入らなかった形状に関して”修正”しながら再メッキを行うツワモノが徐々に増えてきた。
もう再メッキは次のステージに進んでいる。
今回はそんな2例を紹介!
「ザックリが出てくるようになったのでリーティングエッジをカットして欲しい…」
アプローチの”ザックリ”はアマチュアに限らずツアープロでも出てしまうアプローチのミスショットだ。その原因は鋭角なヘッドの入射角とハンドファースト過ぎるインパクトが原因だ。
私もプレイヤーなので”この部分”を研磨してザックリが撲滅出来る位ならば苦労はしないが軽減は出来ると思っている。例えば研磨前で1ヤードしか進まなかったザックリと研磨後で3ヤード進んだザックリでは次のショットに大きく影響する場合がある…。
それが”傾向と対策”ってもんだ。
↓
ここからメッキ作業へ…。
「トップブレードを薄くシャープしてにして”R形状”にして欲しい」
え~これは初代のロッディオマイスターMですね!
三浦技研の設計監修ですがこのようなキャビティモデルはどうしてもトップブレードが厚くなる傾向だ。それが普通なのだがここから私の技術でもう少しシャープで精悍でキレの良さそうな形状にしたいと思います。
外形のR形状は三浦技研のクラフトマンワールドでお馴染みの少し丸い外形を意味する。マイスターM自体はそんなにも角ばったモデルでは無くどちらかと言えば柔らかい印象の形状だ。その為R形状への変更は”ほんの触り程度”の研磨で良いだろう。
ではやってみたいと思います。
問題は全番手同じ見え方にする事!1本だけ薄くてもダメだ。全番手で共通した薄さが求められる研磨にすることが大事。
これで良いだろう!
では見てみましょう。
↓
”完璧だね!”
トップブレードも薄く仕上げその流れを見事ネックに収束させるように削ってみました。R形状に関してはトゥのトンガリを若干抑え全体的に丸みを帯びた形状に仕上げた。
これら全体の研磨でヘッド重量は3g減になる。
ここからもメルサノウハウの出番。
この3gもプロの技術で”無かった事”にしたいと思います。
それではメッキ作業へ…
まだまだいっぱいあります。研磨案件!
大変で時間も掛かりますがこれからは”技術”を買って頂く時代!
”ここしか出来ない!”
”ここにしかやれない!”
そんな技術がいくつあるか?
今後もこだわってみたいと思います。
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