2番手ずらし装着での変化を検証する【後編】
後編は2番手ずらしでフレックスがどのように変化したを検証してみようと思います。
その前に総重量の変化を見てみよう。
【5番】
↓
-1.4g
【6番】
↓
-0.4g
【7番】
↓
-2.6gの変化。1インチ分3.1g余分にシャフトをカットしている割にはそんなに軽くならないのがちょっと不思議。計算通りにいかないのがゴルフクラブなのか?
それではフレックスについて!
【5番】
↓
振動数で-9cpm柔らかくなった!
【6番】
↓
-7cpm柔らかくなった!
【7番】
↓
-11cpm柔らかくなった!と言うことで3本平均して9cpm柔らかくすることに成功だ。9cpmは1フレックスまではいかないだろう。XだったらSX、SだったらSR位になる。1番手だとその半分なので4~5cpmになるだろうか。
これらを踏まえると1番手でほんの”気持ち”程度。2番手ずらして半フレックス柔らかくなることが実証された。2番手ずらしは決してやりすぎな番手ずらしでないことがここからも分かる。
それでは何がそうさせているのだろうか?
7番アイアンのシャフトにはもともと5番が装着されていた。そこで1インチ短くなってしまったが再度5番を装着して1インチ短くなったシャフトの振動数を計測してみると…
↓
5cpm硬くなった。つまり1インチ短くすることは5cpm硬くする。でもこのシャフトに14g重いヘッドの7番アイアンを装着すると355cpmとまた柔らかくなる。
結論から言えば5番アイアン用のシャフトは5番アイアンが装着されていた時の振動数353cpm、1インチ短くカットして14g重いヘッドを装着しても355cpmとほとんど変化しないことが分かる。
つまり…
番手ずらしにおける振動数の予測値は隣の番手の振動数を計測すればほぼ近い数字に収まるだろう。7番からみれば6番の数値をみれば1番手ずらした時の振動数、5番の数値を見れば2番手ずらした時の振動数の予測値が判明することになる。
簡単ですね!参考にしてください。
【GTDブラックアイス】ファイアープロトタイプⅤ 6S
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