三浦技研TC-101 TYPE-S形状
昨日に引き続きお待ち頂いているTC-101のアッセンブルを完成。
新しく追加された有料カスタム”TYPE-Rと”TYPE-S”のうちTYPE-Sを選択して頂いたTC-101だ。
【三浦技研 TC-101 #5~#P】DGツアーイシューEX X100
~カスタム詳細~
輪郭:TYPE-S形状
ロフト:1度ストロング
ライ角:0.5度アップライト
仕上げ:銅下+ニッケルクロムサテン
刻印色:ブルーメタリック
このふたつの形状どちらかを選択して頂くとバックフェース内に誇らしげに識別刻印が追加される。今回の場合は”S”刻印だ。
TYPE-RかTYPE-Sのどちらかを選択して頂くと他の形状との合体が出来なくなる。例えば「TYPE-Rを選択してソールはダブルカットソールにしたい…」そんな合わせ技はNGだ。
そこで疑問が出てくるのはTYPE-RとR形状の違いについて…。どちらも似たような感じに思えるが三浦のカタログによると
【R形状】
フェース長は可能は限り変化させずに丸みを帯びた輪郭に形状変化させます
【TYPE-R(ラウンド形状)】
ヘッド全体に適度な丸みを持たせ面の繋がりを滑らかに見える研磨を施すカスタム。アドレス時にボールを包み込むようなイメージを持たせたヘッド形状。
とある。良く分かるような分からないような説明だがもう少し分かり易く補足するとR形状は”フェースの長さを変えずに丸みを帯びた輪郭”とあるが長さを変えずがポイントだ。
長さを変化させずに丸みを持たせるので基本的に赤い部分しか研磨出来ない。R形状はこの部分を軽~く研磨させて丸くさせる部分研磨を意味する。
それとは別にTYPE-R形状は”ヘッド全体に…”とある。つまり下記のようにヘッド全体の輪郭を考慮してボールを包み込むような形状研磨を施すのでネックからトップブレード、トゥ側からソールに回ってさらにネックに戻る360度の研磨を行う。その結果が”ボールを包み込むようなイメージTYPE-R”の出来上がりだ。
このイメージが壊されたくない為にこの研磨オプションを選択するとトップライン形状の厚いや薄い、ソール形状の選択などが一切出来ないことになる。ソール形状については関係ないようにも思えるが例えばデントソールを希望されたりするとフェース面の見え方まで影響が及ぶ為にすべてをくくってソール形状もNGにしていると思う。
今回のカスタム品”TYPE-S”も画像では分かりにくいが確かに言いたいことは分かる。ただ、デフォルト形状がCB-1008かTC-101かでTYPE-S形状の出来にも左右する。
どちらかと言えば直線的な形状のCB-1008でTYPE-S形状を選択するとさらに強調された直線的イメージになるだろう。このように純正形状も良く見極めてこのふたつを選択することも大事になる。
もう少し楽に考えてあれもこれも研磨したいし輪郭を丸くしたい場合はR形状のオプションを選択してソールも変化させれば良いと思う。
「識別刻印が特別感があって良い!」と思えば他の研磨はあきらめるしかない。
製作についてはもちろん相談にのりますのでご相談ください。
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