ミズノ MP-15試打インプレッション
MP-H5に続いてMP-15!
今回の秋のミズノ新製品では一番目玉かな…。位置付けとしてはこのMP-59の後継バージョン
MP-H5と違ってバックフェースの色の変化している部分がこれまた“得意”のチタン圧入方式…。
まずはMP-H5と同じ#Pからの試打にて!
最初の数発が若干トップを打ってしまったのはご愛嬌で不思議とMP-H5よりも芯で打っている手ごたえを感じます。
しっかりとしたMPらしい打球感を感じますね!
MP-59と大きく違うのは重心距離
MP-59 → 37.5mm
MP-15 → 35.5mm
MP-59を37.5mmにした理由はわかりませんが本来のMPアイアンは35mm台が主流でした。そう言った意味からすれば本来の重心距離に戻った印象。
MPユーザーからすればやっと違和感を感じ無いチタン圧入アイアンが発売した感じ…。
「これはミズノとしての作戦か??」
MP-59は弊社ではあまり販売が思わしくなかった…。MPアイアンに慣れているユーザーからしてみれば2mm長くなった重心距離は“掴まり”という点で不満があったかもしれない。実際、年間何百人ものフィッティングをこなしてきてMP-59に関しては、右に出るユーザーが多かったのは事実。
そう言った点からしてみれば今度のMP-15は“飛ぶ”MPアイアンとして期待が持てる…。
実際の試打は確かに球が飛ぶ!最近のアイアンはどのメーカーもロフトを立てているので何を基準にしているか?という論点になるが私の使っている1度ストロングにしたMP-33よりは確実に1番手飛ぶのは確かだ…。
「飛ぶ=評価」というのはアイアンの場合時期尚早だがターゲットに対して点で狙うアイアンとしてグリーン上に止めることを最大の目的とするならば鋭角に落ちることが想定されるだけにどうだろうか…。
飛ぶのであれば高さを保ったうえで飛んでもらいたいものだがMP-15は、その高さが若干足りないのが残念な点だ…。
形状の変化を少し見てみましょう…。
「ソールの形が若干変更になりましたね!」
こちらがMP-59
こちらがMP-15
確かにカタログの説明通りにルーク・ドナルド監修のラウンドソールが採用になったようだ…。
私はここに注目しました。
ネックからフェースにかけてこの赤丸の部分が何となくスッキリした感じになりましたね!
7番アイアンで比較してみましょう。
【MP-59】
【MP-15】
全体的な形状は非常に良く似ていますがこの部分をスッキリさせるだけで余分な贅肉がとれて非常にスマートに見えるのが不思議です。トップブレードの厚みは変化ありませんが細部に若干のリファインが施されていますね…。
・重心距離が従来のMPアイアンになった
・飛距離重視設計
・スマートな顔つき
・打球感も損なわない
MP-54は、フルキャビティの為に打球感に物足りなさを感じる点がありました。飛距離重視に重きを置いて打球感も従来のMPアイアンそのまま…
そんなアイアンが今度のMP-15です。
ご来店をお待ちしています。
