取り敢えずメル嬢を先にしてあげました。
メルが旅立って、あと１ヶ月で１年なんだとふと思いました。
写真の子達はもう居ないけれど、
先日息子が急に 「可哀想」 と泣きだしてしまいました。
この人も急に思い出したのでしょう。
だけど、潮の事は覚えてないんだよね。
メルの事を思って私はあまり悲しみませんでした。
生涯可哀想な犬だったと思っています。
メルのココロノスキマは埋められませんでした。
メルって何だったんだろう。
冷たい人間だと思われるからブログにも殆ど書きませんでした。
私とメルは生前、決別していました。
子供が生まれたから疎かになったのではなく、
家に来た時から酷い精神病でしたし、
どんな本やインターネットの情報を見ても役に立ちませんでした。
愛情不足には、愛情で制す･･･これが一番正しいのだと思います。
「無視しなさい。」という愛犬家なのか、
専門家なのかは呪文の様に唱えていますが、
無視した所で犬はどう思うんだろう。
パートナーになるのが一番早いと思うんだけど･･･私。
こうしていても、私が一瞬見えなくなるとこの場に排泄を残します。
服は踏まないので、最もバレにくい位置に。
だから私はメルがオシッコをするのを見た事がありません。
私が留守ならば諦めますが、
明らかに場所を離れただけだとオシッコをします。
洗濯機は２度も買い換えました。（天寿を全うした。）
だけど、私にもこんなメルだけは手に負えませんでした。
私も相当悩みました。
「誰かが来る」と分かったら張り紙。
だけど、こんなの全く意味がないです。
愛情不足だからとか、お散歩不足だからとか、
それだったら小鉄とに子も同じ様な接し方をしているし、
違う事とすればペットショップに長期滞在をして、
そのペットショップは異常なまでに愛情がない事位。
現在はそのお店、100%の確率で犬が食糞をしています。
結局はここ。
愛情不足 → 愛情補充（おうちが決定） → 愛情満タン → 不安に思う
→ 無視しなさい（バカ教科書の指示に従う） → もっと不安に思う →
家族は悩む → 無視する ･･･
結局は個体差。
愛情と無視をするのは少しズレてると思う。
おトイレの失敗を挙げれば、
トイレを失敗して怒られた小鉄とに子が
「シッコをする事が悪いのか！」 と思うかと言えば違うし、
怒られても懲りないに子がソファーにあった毛布で
オシッコをするのをやめた理由は別にあるからだと思うからです。
メルにすればトイレでオシッコをすれば必要な時にカラッポになるし、
必要な時に絞り出せないと意味もない訳で。
あれだけ頭がいいのにしないのは他に理由があるからだと思いますし。
分離不安は愛情で制す。
愛情があっても分離不安はとても強敵であーる。
どうしようもない時は病院でお薬を処方してくれる様です。
ただ「しつけが出来てない！」と仰られる先生の元では
間違いなく処方もしてくれないと思いますが。
リラックス系のサプリメントでも代用可能ですが、
メルの場合複合型だったので無理です。
（複合になると超厄介！）
私と決別してからは、いろんな人に色んな事を言われました。
多かったのは 「メルが可哀想。」 私もその後に壊れました。
可哀想だとは何処をみていう言葉なのかと思います。
複数の精神を病んだ犬と暮らして、
私のバランスを保つだけでも精一杯になっていたのに･･･。
一緒にいないと分からない事が沢山あると思いますし、
決して言ってはいけない事だと思います。
（洗濯機が２台壊れる位の洗濯量を考えてごらんなさい。）
（デンジャラス･･･）
私が壊れる位･･････。（時効か？ 時効なんてない！）
ほったらかしなんていい訳がないんです。
分離不安って、「居ない」事に不安を感じるんだから。
メルは私に対してだけ不安になる様でした。
私は機械的に業務をこなす様になりました。
「私はお世話だけをするから、あとは遊んであげて。」
こう、夫に告げました。
私が機械的になるとメルも一時して諦めた様でした。
これが「いい事か？」というと良くない事です。
根本的な改善が全然されていないのです。
要はステロイドみたいなもの。
小鉄なんてお留守番と分かればサークルに勝手に戻るし、
に子だってお留守番には何も抵抗もありません。
帰宅すれば「ヒーターつけて。」位。
オシッコを変な場所にするメリットもなければ、
相手にして欲しければ 「抱っこ」とやってくるし、
に子も似た様なもの。
日向ぼっこをしたり、サークルで寝たり。
何かを物色したり、齧ったりもしないし。
ただに子だけは子供のおもちゃは齧るけれども。
（ただ目の前にあるから齧るだけ。分離不安の要素ゼロ。）
無駄ないたずらもしなければ、オシッコはトイレでするし、
突然ハイパーにはなるけど、基本寝てる。
メルの病気は本当に大変でした。
もうすぐメルが旅立って１年。
潮はメルが居なかったら、
きっとに子みたいな可愛い子になっていたと思います。
メルの分離不安の真似っ子をし始めてから私との確執が生まれましたから。
潮ちゃん、すっごくおバカちゃん。
案外、熊顔の潮の幼少期。
分離不安と食糞は、
気長にお付き合いする必要のあるものだと感じます。
食糞の方が治すのは簡単だとは思います。
愛情で制せない分離不安だってあるからです。