#01で紹介した「問題解決の3原則」
- 問題を正しく認識する
- 原因に対して対策する
- 必ず効果を確認する
2. 原因に対して『対策』する
歩行障害の主な原因
『意識して歩けることを無意識化出来ない』
原因がはっきりすれば「対策」を立てればいいだけなのですが、ここがむずかしい。
実は、神経内科のセンセもリハビリ科のセンセも理学療法士も、脳科学者も答えを持っていないのですよ。
パソコンで考えてみればわかりやすい。
ハードディスクやメモリーチップをいくらレントゲンで見ても、分解して中身を見てもそこにどんなふうにデータが入っているのか見えるわけない。
「Windowsが遅くなってきたんだけど」
「そういう時は再起動。」
「それでもうまく動かないんだけど」
「そうなったらディスクのチェックとクリーンアップだな」
「それでもうまく動かないんだけど」
「そんなにひどいのか。Windowsを一旦初期化してバージョンアップするしかないんじゃね?」
パソコンって、しょうもなく動きが悪くなることがあるけど、プログラムの修復方法が用意されていますよね。
脳のOSプログラムにエラーがあった場合の修復アイデア(パソコンに学ぶ)
・再起動 → 居眠り
・ディスクのチェックとクリーンアップ → 熟睡(REM睡眠とNon-REM睡眠)
・ディスクの初期化とOSの再インストール → ???
初期化はまずかろう。赤ちゃんの脳に戻るわけにはいかないけど赤ちゃんが動きを身につけていく過程は参考になるな。
というわけで今までやってきた対策を振り返ってみますね。
対策1「とにかく歩く」効果△
→歩行障害がある中、ぎこちなく歩いてもなんとか出かけられるという自信はつきました。
ただ1日何千歩歩いても正しい歩き方が身につくわけではなさそうです。
対策2「脳に負荷を与えて歩く。(お盆に紙コップのせて、引き算しながら歩く)」効果✖️
→コレは「出来なくてガッカリする経験」を増やすばかりで進歩が感じられなかった。
対策3「筋トレ」効果△-
主治医から「パーキンソンより先に筋力不足で歩けなくなる)と言われていたので、訪問リハビリで、脚力とバランスを重点メニューにしてもらった。
→半年くらいでどのメニューもふらつかずにできるようになり、スクワットも10→20回と増えた。
ただメニューの動きができるようになっても歩行の動きには変化はありませんでした。
対策4「足踏み2分」効果✖️?
→訪問リハビリの筋トレの最後は足踏みなのですが、途中で必ず足がすくんだようになって止まってしまう。ただ続けていても改善しない。作戦立て直し中。
対策5「太極拳。複雑な動きをゆっくりと行う」効果△+
→2年続けても出来ない動きがほとんどであるが、いくつかの動きはだんだんできるようになってきた。歩行に使える動きもある。
今まで取り組んできた対策に対して、救世主のように現れたのが、「セラサイズ。普段はしないような簡単な動きをゆっくり意識して行う。」という運動療法。
筋トレにしても太極拳にしても継続反復によって動きは良くなるのは確実ながら、2年やっても上手くならないものは、下手な動きが定着してしまうというリスクもある。
セラサイズは
・自分の動きを繊細に意識する
・ゆっくりと滑らかに動かす
・数回の反復でできる程度の難しさ
・毎週5種類位ずつ新しい動き
というプログラムで「意識すればできる動きを無意識化する」ということの対策になりうると感じました。
次回は「必ず効果を確認する」について