ドナルド・マクドナルド・ハウスは、難病の子と家族のための滞在施設です。
日本初となる「ドナルド・マクドナルド・ファミリールーム」が昨年末にオープンしています。
https://www.mcdonalds.co.jp/sustainability/smilestory/075/
病院側が必要性を感じて設置されたものです。
運営をドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパンが行っています。
https://www.dmhcj.or.jp/familyroom/
ファミリールームはハウスではありません。
宿泊は出来ません。
病院内に入院中の小児に付き添う家族のための休息場所です。
横になることは出来ませんが、仮眠が可能なマッサージチェアは設置されています。
利用時間は9時から21時までと限定的ではありますが、ミニキッチンや化粧室など24時間利用可能な空間もあります。
医療スペースから少し離れて休憩を取ったり軽食を食べたりと、リラックスしてもらう空間が設置されています。
1ヶ月だけの利用実績を見る限り、74家族がのべ733回利用しているので1家族あたり10回の利用となり3日に1回の平均利用の計算になるため、気軽に利用出来ていることが想像されます。
平均利用時間が約13分と算出されているので、長時間の滞在は少なくどちらかといえば休憩利用が多いようです。
利用の入れ替わりも多いということでしょう。
ハウスは宿泊利用を前提としていることがあるため利用料が必要ですが、ファミリールームは利用は無料となっています。
ボランティアも当然ながら活躍しています。
小児の高度医療は療養期間が長い場合が多いため、ファミリールームのようなスペースが増えていくことを期待します。