きのう私は、用事を済ませて駅から降りると、最寄のコンビニエンスストアでアイスクリームを買って、無料のクーポン雑誌をすっと引き抜き、そのまま家への道を帰りました。大きな道路も通っていて、夕方から夜にかけてのこの時間になるととても混雑していますが、私の帰る方向はひとつ入った閑静な路地で、車通りもほとんどなく、道路の真ん中を悠々と歩いても怒られないような道なんです。


マンションがたくさん建ち並んでいる通りを通りながら、買ってきた荷物が重くて肩に食い込むのに耐え、ウォークマンで音楽を聴きながら帰りました。家に向かって歩いているだけなのに、けっこう楽しい気分でした。自分の気に入っている曲がウォークマンから流れ込んできて、先月買ったばかりのコテで巻いた髪から香るコロンの香りがなんとも心地よかったのです。


夜の7時ごろでしたが、まだ夕焼けが名残惜しそうに残っていて、たちならぶマンションやアパートの窓からは、お風呂のにおいや、夕飯の炊けるにおいがしてきて、あたたかい人々の気配を感じました。