迷走?

「あれもしたい、これもやってみたい!」

誰もが迷う時があります。

でも、ビジネスには禁物です!

一度、方針を決めたら、トコトンやってみる。

失敗するかも知れません。
計画通りに行くかも知れません。

どちらにしても、次のステップへの糧になるのです。

特に失敗した時は、
当初の戦略が正しかったのか?
どこが予想と違っていたのか?
様々な角度から検証する必要があります。

一番の原因は誰もが陥る「独り善がり」。

自分では良い!
と思ってもお客さまはそれを感じとってくれない。

「何で分かってくれない!」と、
自分の事を正当化して、
相手を非難してしまうこと。

これでは、ビジネスとして成立しません。

自分が何を提供できるのか?
それによってお客さまが、
利便性を享受できたり、
幸せな気分を感じたり、
双方の思いが合致しないと、モノやサービスは動きません。

動きが無ければ、お金も動かない。
ビジネスとして成立しないのです。

今は、セールの時期。
ほとんどのショップが20~70%off等の表示をして、購買をそそります。

定価では買えなかった商品が、半額ならば買ってしまおう!
と、お客さまは自分の欲しい商品と価格のバランスを鋭く見抜いているのです。

小さな個人営業のショップも追従。
「格安セール!○○円」のPOP表示。

これだけが商品の横に表示されているのです。

お客さまは、どう判断するのか?
「これは安い!」
「定価は幾ら?」

店主は、定価を知っているので、思いきって半額のセール価格に設定したのですが、お客さまは定価が分からない。
だから、商品がどの様な価値なのか分からない。格安!と表示されても通常は幾らで売っているの?

結局、表示されている価格が、商品の価値に相応しいか?で判断せざるを得ません。

店主の片手落ち。
自分は分かっている、だから定価を表示していないのです。
これではお客さまも判断出来ません。

このセール商品は、最後まで売れませんでした。

格安!
という言葉にお客さまが飛び付くとでも考えたのでしょうか?


迷走しました!
前段と違った結論で申し訳ない!


そこまでするの?


ある友人が、チェーンのカフェを経営してみたい!
と、相談をしに来た。

全く飲食業とは関係の無いビジネスで成功はしているので、事業を拡大したい。
飲食業に興味があるし、駅前に空き物件があるからと…。

私が彼に最初に質問したのが
「素手でトイレ掃除ができますか?」
だった。

ちょっと不思議な表情をされたが、
「トイレ掃除はちょっと…。」

無理な事は承知で質問したのだが、やはり答えは想定通り。

飲食業は、食材の衛生面の大事だが、店舗の清潔さも大切。

オーナー自らが率先してトイレ掃除が出来なければ、従業員に示しがつかないし、お客さまからも敬遠されてしまうのです。

チェーンのカフェなら、味や食材の仕入など、マニュアルがあるので、それを守っていれば、経営出来る。

ただ、やはり親しまれる店にしたいし、利益も求めたい。

そのための基本姿勢を理解してもらいたかったのです。

「そんなことまでするのですか?」

その後、彼の飲食業への夢は叶わなかったが、数年後に再会したとき
「あの時、参入しなくて良かった!」と語ってくれました。

私の回りには、料理店を経営する義理の姉、市場に関わっている兄が居るので様々な飲食業の話題が飛び込んでくるのです。

フランチャイズだから必ず儲かる訳ではありません。
本当なの?


クスリクソウバイ!
コーヒーゲンカ9エン!
等々。
儲かるビジネスには、粗利益の高い業種があります。

でも、これって本当なの?

今は昔と違いますね!

お客さまも所得が増えて、食べ物や装飾品は、美味しいもの、質の良いものを選び、そのためにお金を掛ける様になっているのです。

※時代や社会背景を読むことも大切です。

確かに低価格を売りにする店もあるし、付加価値を付けて高価格帯の商品やサービスも登場しています。

そこそこビジネスは、適正価格。

仕入原価や材料費に手間賃や完成までに掛かる時間、光熱費、販売経費を加えて、販売価格を決めるのが良いでしょう。

自分の人件費は時給にすると幾ら?
これをきちんと決めておけば、価格の設定が容易になるのです。

また、完成品を輸入したり、国内で仕入れることもあるのですが、同等の品が幾らで販売されているのか調査も必要です。

右から左へ商品を移動させるだけで、販売できれば簡単ですが、利益は薄く、労しても報われません。

人と違うアクションを起こさないと、望んでいる利益は生まれないのです。

趣味でアクセサリー作りをしていた方が、デパートでの販売チャンスを掴んだこともあります。

場所は、理想的ではありませんでしたが、意外性が受けて一週間で50万円以上の売上を達成しました。
これがきっかけとなって、数ヶ月後にも声が掛かり、一年に数回の販売チャンスをつかみました。

たった一坪程度のスペースで数十万円を売り上げれば、効率の良いビジネスとして好例だと思います。

この方の、手作りアクセサリーの原価は4割。
質の良い半貴石を使った商品だったのです。