曲作り、キーボード演奏 | 笑って過ごせる、楽しい毎日に。。

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曲作り、キーボード演奏/長田隆さん
2002年3月16日(琉球新報ょり転載参照)

 「障害がなければ音楽にも仲間にも出会ってなかった。不便だけど障害者も悪くないな」。ステレオやキーボード、自動演奏装置が所狭しと並ぶ部屋で長田隆さん(22)はやさしいメロディーを奏でる。筋ジストロフィーを患い、国立療養所沖縄病院に入院して8年目。バンド「Paper Driver Music」のキーボード奏者として演奏や、作曲活動を楽しんでいる。作った曲は十曲を数える。

 音楽を通してほかのミュージシャンとのつながりも広がった。数年前には沖縄のバンド「そら」や同じ病院の先輩「niy-s(ニース)」と一緒にコンサートに出演した。「CDの中のあこがれの人。一緒に舞台に立てたのはすごくうれしかった。普通の人にはなかなかできないよね」と笑顔を見せる。

 筋力が低下するこの病気。キーボードの鍵盤に届く手の範囲も年々狭くなり、病気の進行を感じる。「たんを吐き出すこともできないので、風邪でもひけば大変。でも外に出るとストレス解消になるし、自分の歌を聴いて喜んでもらえれば自分も頑張ろうと思える」

 インターネットを通して共通の趣味を持つ仲間が広がったのも最近の大きな楽しみの一つだ。現在は年内にCDを作る目標に向かって日々を大切に過ごしている。