ベトナム旅行は楽しかったけれど、着いて早々にお札抜き取り被害にあってしまいました。
これから旅行に行く皆さんが被害に遭わないようにして欲しいので、恥ずかしいけどシェアします。
ちなみに今までの私の嫌な思い出
20代…フランス・ルーブル美術館のチケット売り場でお釣り(5,000円位)を誤魔化されそうになった返してと日本語で粘って返してもらった。
40代…ママ友とドイツへ行き、息子たちのジャズ演奏を聴いた帰り、電車が遅れて夜遅くなってしまい、駅を降りたらBlack男2人に声をかけられ追いかけられた
念のため、駅から見えるホテルを取っておいたため、ダッシュでホテルに駆け込みセーフ
40代…カナダの治安が悪いと言われている観光地で石を投げられた。あたらないように投げていたが奇声を上げて何個も投げてくるので怖かった。
約30年間で14カ国周って、気にはなったが未遂だったし、そして前回のシンガポールがとても安全だったので、油断してしまいました。
タクシーでお札抜き取り
まず、今回はベトナム、ホーチミンへ私の両親、夫、次男、私の5人旅。
空港からホテルまではスーツケースを持っているので2台のタクシーで移動する必要がありました。
タンソンニャット国際空港で3万円分を両替し、
472万ドンという訳のわからない札束に驚きながら、ホテルに着いたらお札を分けるか、とそのまま旅行用の財布にしまいました。(円高ならもっとお金持ちだったでしょうね〜)
1台目を母の携帯でgrab(タクシー)を呼ぼうとしましたが、うまくつながらない。(携帯が古くてSIMカードの設定が必要だったのかも。あとからですが他の人のはSIMカード入れただけで設定必要なく、すぐに繋がりました)
四苦八苦してるところに、中年男が「taxi?」と話しかけてきた。
無視していたけど、「grab呼んであげる」とグラブのアプリを見せてきて、
「1台で乗れるよ」と英語で説明してきて。グラブのスタッフなのか聞いたら「Yes」と言ったので信じてしまいました。
空港にグラブのスタッフがいるというYouTubeを見ていたので尚更…
母が2台に分かれて乗るのが不安、と何度も言っていたし(母のせいにしている訳ではない)、登録しておいたgrabは繋がらないし、ホテルまでの料金も妥当だったから、その男に頼んでしまいました。
その男は、grabアプリをクリックしないで、誰かに電話をかけていて、車が到着しました。(つまりgrabタクシーではなかった)
普通の乗用車でしたが、確かに一台でスーツケース5個と全員が乗れました。
車に乗るとしばらくして、少し強面の運転手が、ベトナム語か聞き取れない英語で、手を出して「払って」の様な仕草をしてきました。
(空港の通行料金かなあ?それとも先払い?)
空港からホテルまで17万ドンと言われていたので、私が助手席で20万ドン札を探していたら、
自分が見てあげる風の親切な感じで言ってきて、「No」と言ったのに、パッと財布の中のお札を全部ひったくって
「50マンドン、タカイネタカイネ、コレジャナイヨ」
ふざけた感じで急に日本語に。
見ていた家族も「何するんだ」
と怒って言ってくれていたけど、
「コレダヨ」
と20万ドンを見せてきて、ひったくったお金と、男のお金の箱から3万ドンを返してきました。(ここで抜き取られてしまったと考えられる)
このときは、
「ちゃんとホテルに着くんだろうなあ?
なんだか怖いタクシーに乗ってしまった。早く着いてほしい。」
と思いましたが、お金を確かめることはしないで、とにかく、もうひったくられない様にしまうのがやっとでした。
空港を出る所で、「運転手は私に変わります」と流暢な英語で若い男が交代して乗ってきました。(運転手交代は普通ないです。)
(また降りるときに17万ドン請求されたらどうしよう、という考えがよぎったのですが、そうではなくてお金がないと気がついたときに自分は知らない、と言い張るためでしょうと大使館の方より後で教えてもらいました)
この若い運転手は、とてもニコニコしていて、翻訳アプリでホーチミンの有名なお店や観光地などを沢山教えてくれました。
車内も穏やかになり、先程の件は忘れてしまうほどでした。
道路は自動車やバイクの数がカオスなので、写真を撮っていいか聞くと、
「宗教上の理由で、車内からは取らないでほしい」
と言われてしまいました。
そのときはそうなんだと納得していましたが、後から考えると、自分が写り込むのを避けるためだったのだろうなと思います。
ホテルにも着いて、2度目の17万ドンも請求されず、
無事に着いた〜
と思っていました。
ホテル到着はAM7:30前。アーリーチェックインは11時からならということで、荷物を預かってもらい、ロビーで出かける用意。
そのときに家族で分けようと財布を確認したら、1番大きい50万ドン札がほとんど無くなっていて、2万円弱、盗まれていると気がつきました。
反省と対策
- 声をかけてくるタクシーには乗らない
- リスク分散
空港の外より空港の中の方がまだ安全。
初めから家族一人一人分けていれば良かった。
不幸中の幸いは、親の分を預からなかった事。
親は自分の両替も空港で私に預けようとしていたので、断って自分達で持ってもらったので今回以上の被害にならなくて良かったです。
リスク分散、大事です。
ベトナムはクレジットカードを利用できるとは限らず、現金が必要な事があります。
grabタクシーはカード決済もできたのだけど、今回は親子の共有のお金をわかりやすくするために現金が多めでした。
- 両替
日本で両替するよりベトナムの方がレートが良いですが、
今となっては、日本で両替して1日分だけ持ち歩くようにすれば良かったです。
- 出発前に外務省の海外安全ホームページを見ましょう
私たちの被害は、よくあるパターンだった様で、似ている被害が報告されていました。(シンガポールのときはよく読んでいたのに、ベトナム渡航前は読んでいませんでした)
- お金と携帯は人前で見せないように
日本語が通じるお土産屋さんでスタッフに話したら、言われました。
携帯をバイクでひったくる事件もよくあるらしいです。
- お金に慣れる
2024.4月現在、
1万ドンが約60円、
10万ドンが約600円、
50万ドンが約3,000円、
26万ドンとか言われると、一体いくらなのだかわからなくなるんです。1日過ごしたらだいぶ慣れました。
おまけしてくれる人は多い
最初に嫌な洗礼を受けた感じでしたが、
たまたま届いたピアノ仲間のメッセージに「スリにあった」と話しました。
ピア友さんに
「最初に嫌なことがあればあとはいいことばかりですよきっと👍
厄落とし!」
と励まされて気を取り直しました。
旅行でも助けられるとは、お友達、ありがたいです
その後は、何も交渉しないのに、
grabタクシーで、「〇〇ドンで良いよ」とお釣りを多めにくれたり、(運転手さんが細かいお釣りを持っていなかったのかもしれません)
バインミー(野菜+お肉入フランスパン)を、定価より安くしてくれたり、
お土産屋さんでおまけをくれたり、
喜ぶ顔を喜んでくれる人たちにも沢山出会えました。
お読みくださりありがとうございました🍀