全然理由がなく、先輩が冷たい。
そう悩む人もいるでしょう。
女性同士の人間関係から言えば、ありえます。
理由がないというのは、新入社員側が何もしていないのに、ということです。
そうすると、若いことに嫉妬されたという点が挙げられます。
これは、むしろ逆手に取り「私って若いんだあ」と若さを謳歌すべき。
全然深刻に悩む必要はありません。
仕事上の嫌がらせが深刻なら、上司に相談すればいい。
しかし、人というのは自分のことが見えていないものです。特に若いと、社会的経験値が低く、わからないと思います。
問題は、「先輩に冷たくされる原因が自分にもある」これです。
これを解決しないうちから人間関係の悩みで退職しても、次のところでまた躓きます。
例えば、先輩というのは、素直でない生意気な若輩者が嫌いです。
もっともなことで注意されたら「すみません」といえる。これが大事です。
ここで「なんで私がこいつに謝らなきゃいけない」となる人は、揉め事を作る人です。
とりあえず、新入社員なのだから、尖っていてもいいことはありません。
生意気という点でいえば、人懐こくても、先輩に上からマウントをとってはいけません。
人懐こさが仇となって、嫌われる人を見てきました。
例えば、男性に人気のあるかわいいタイプ。
女性の先輩にも好かれたいとばかり、男性から聞いたその女性先輩のパーソナルな情報を
「先輩って〇〇なんですよね?」と話しかける人。
先輩は、全然うれしくないですよ。もともと距離があるならなおさらです。突然距離を詰めるような話しかけ方ですよねこれ。
「こいつ、男どもから情報収集してるんだ」「噂話しやがって」と警戒されるだけ。
パーソナルな情報は、本人から聞いたほうがいいです。
つまり、自分の努力で、本人が話してくれるくらいに打ち解けてから話題にすべき、ということです。
躓く距離無しな人は、そういう匙加減がわからずいきなり踏み込むから嫌がられる。
特に日本人は謙譲の美徳があります。
いちいち話題にされるのを嫌がる人もいます。
入社したてで相手の人となりがわからないうちは、パーソナルな部分に踏み込んで親しくなろう!という短絡的な考えはやめておいたほうが失敗が少ないと思います。