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今日も大事をとって、散歩をお休みにしました。(でもギックリ腰はだいぶよくなってきています(^^))
いつも散歩の写真をメインにブログを書いていますが、今日は小さい頃好きだった絵本について書いてみたいと思います。

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私が子どもの頃はテレビゲームなんてなかったし、インターネットはもちろん、VHSのビデオすら出ていない時代でした。
 読書大好き少女だったこともあり、両親からの誕生日プレゼント、クリスマスプレゼントはすべて本。
子ども部屋の本棚は、上から下まで本!本!本!
いつもおやつを食べながら、本を読むのが何よりの楽しみで、今でも本をあけると当時のおやつの食べかすがボロボロこぼれています(^o^;))

もう数え切れないぐらいの本を読んで好きな物がいっぱいありますが、幼稚園から低学年の頃に大好きだった絵本をいくつか紹介します。


あらすじは、むかしシナによく似た五人の兄弟が住んでいて、ある日事件に巻き込まれ、特異な力を合わせて解決する、というもの。
この特異な力というのがスゴイんです!
海水を飲み干せるにいさん、鉄の首をしているにいさん、燃えない体をもつにいさん、足がどこまでも伸ばせるにいさん、いつまでも息を止めていられる末っ子。実際にはありえない誇張された設定ですが、それぞれの能力が兄弟を窮地に陥れる人物を最後には降参させ、とても痛快です。
下の絵は、足がどこまでも伸びるにいさんの絵ダウン
足が伸びる兄さん
とにかく絵が特徴的で、ページをめくって次はどんな能力を見せてくれるのだろう?とワクワクしながら読んでいました。一時は絶版になっていたようですが、現在はネットでも買えるようです。
シナの五にんきょうだい は、もう30年以上目にしていませんが、またどこかで手にとって見てみたいです(^^)


次に紹介する私のお気に入り絵本はダウン
カロリーヌとおともだち
カロリーヌとおともだち

です。
これも何度読み返したことか・・・・・・。
この本は結婚する時、あまりに好きだったので持ってきてしまいました。
ストーリーは、カロリーヌという人間の女の子と、彼女の友だちの動物たちが、一緒にドライブしたりキャンプをしたりするという内容の絵本になっています。

何より魅力的なのが、作者のピエール・プロブストが描くキャラクターたちの豊かな表情やしぐさ、行動です。

細部にわたって凝った描かれ方をしているので、子どもながらに見開き一ページを穴のあくほど見つめ、「○○の表情がおもしろい」「こんなところで○○がおかしなことしてる!」「○○かわいい!」と夢中で絵に見入っていました。


いくつか挿絵を紹介すると・・・・・・・・・・・・・
カロリーヌ
カロリーヌが友達の動物達とスパゲティを食べるシーン。

まずは白猫のプフが、カロリーヌの真似をして、一生懸命フォークにくるくるまいて食べようとしています。
子犬のユピー(左端)が食べようとしているスパゲッティの端っこを小鳥が持っていこうとしています。
小熊のブムが、フォークがめんどうだと、毛糸のように腕にまいて食べています。
黒猫のノアローが、どこまで長いか、スパゲティと背比べをしています。

と、ページの隅々まで色々な表情が描かれているので、あきません。
カロリーヌ
これは、キャンプのテントに出現した一匹のねずみに驚いて飛び出すシーン。
見てるだけで愉快になりませんか?

カロリーヌ
こちらは、初めてのスキーに四苦八苦するカロリーヌと動物達の絵。
一匹一匹の動物達のしぐさがおかしくておかしくて、隅々まで絵を追っていく楽しさがあります。

このカロリーヌシリーズは、昔小学館から出版されていました。
現在復刻版が別の出版社から発売されているようですが、手に取ると絵が模写のように微妙に違い、原作の生き生きとした魅力が全然出ていません。
ぜひ小学館から、まったく同じ形で復刻版を出して欲しいものです。
昔はテレビゲームなどなかったけれど、娯楽が少ない分 絵本や本に親しむ時間があって情操が豊かに育てられたような気がします。
そんな時代に子ども時代を過ごせた私達は、むしろ幸せだったのかもしれません。